詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
復興や復旧って言葉を
いつまで聞くことになるんだろうか
被災地という表現で
いつまでここをそう呼ぶのだろうか
放射能という脅威を
いつになったら止められるだろうか
まだまだ遠いのかな…
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「みんな」と呼べる仲間が
欲しかった
わいわい がやがやと
騒いでみたかった
ボクには 友達もいなくて
独りぼっちが多かった
ボクの言う「みんな」は
不特定多数でしかなくて
同じ顔 同じ表情をしてた
まるで その群れた多数が
この世の正解であるかのように
ボクの言う「みんな」は
幼いころから いつも敵だった
ボクを傷つける存在だった
ホントは 笑顔の輪の中に
ボクも入っていたかった…
一緒に笑ってみたかった…
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自分は 「周り」となにが違うのか
なぜ 一生懸命な姿さえ
指をさされて 笑われているのか
近づけば 避けられ
持ち物は 捨てられ
いったい ボクがなにをしたというのか
ずっと 分からなくて…
親切にしたつもりが 余計なお世話
思ってることを 打ち明ければ
「この人、頭おかしい…」
そうやってまた 人が離れていく…
どうして…?
自分の心は 間違っているのか
痛みも苦しみも 哀しみも寂しさも
確かに 感じているというのに
誰にも 上手く話せないまま
理解してもらいたいだけなのに
打ち明ける勇気さえ 度重なる傷に
奪われていく 心が擦り減っていく
それでもきっと いつか
いいことが待っているんだって
想いが届いて 報われるんだって
誰かに深く 愛してもらえるんだって
信じて 生きてきたのに…
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大切なものはなんなのか
やりたいことはなんなのか
そのためには どうすればいいか
考え過ぎてしまわない
ひとつひとつ 一歩ずつ
周りに振り回されないで
大丈夫
突き詰めていけば 焦らなければ
そこに見えてくる答えは きっと
とても シンプルなものだから
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嘘つき
心の内を打ち明けず
他の人を頼りにして
くっついていたら
恋人のあなたは 「寂しい」とこぼす
自分を頼りにしてもらえていない
心の内を明かしてもらえていない
そのことに対して 不満を漏らす
だから 今度は
あなたを頼りに 勇気を出して
打ち明けてみる
けれど 返ってくるのは
心ない言葉 そっけない態度
気持ちを受け止める余裕がないなら
私を受け入れる気持ちがないなら
最初から 言わないで欲しい
むしろ 断ってくれていい
信じているあなたの
非情な無責任さが
二人の距離を 遠ざけるだけ
心を 深く傷つけるだけ
あなたへの想いが そっと翳るだけ
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教えて欲しい
誰が私といて 「楽しい」と笑うの?
誰が私といて「幸せ」だと微笑むの?
夜の街に溢れる カップル
私には遠い 届かない光景
教えて欲しい
誰が私に対して
「生きていてくれてよかった」と泣くの?
誰が私といることを
「これからもずっと…」と愛を誓い望むの?
なにも見たくないから ずっと
俯いてただ 通り過ぎるの
繋ぐ相手もいないから いつも
ポケットに入れるしかないの
なにも聞きたくないから だから
大きな音で 耳を塞ぐの
教えて欲しい
愛はどこにあるの?
孤独はいつ終わるの?
やがて幸せは訪れるの?
いったい なんのために生きてるの…?