詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
傷ついた心を 誤魔化しながら
私は 私を演じるのだろう
明るく 笑っているフリをする
誰にも 言えないわけじゃない
誰なら 話を聞いてくれるのか
誰なら この身を預けられるのか
分からないから 心の奥で
思い出さぬよう しまい込んでいるだけ
涙は要らない 私はただ
みんなの前で ニコニコと
嘘でも笑顔を
振りまいていればいい
そうすれば せめてその間だけは
きっと 忘れられるから
心の痛みも 苦しい今も
「大丈夫」 そう言い聞かせてる
このまま心 押し潰されても
ホントの自分を 見殺しにしても
唇を噛んで 今日も一日
舞台の上で 踊り続ける
この世界で 生きていくために…
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わずかな 時間も金も
身も心も もう十分
あなたのために 捧げてきたわ
これ以上 どうしろというの?
黙っているのも もったいないから
勇気を出して 話しかければ
「冷たい」とか「投げやり」だとか
そんなことないのに…
私の気持ちを 考えてはくれないの…?
これ以上 なにを求めているの?
どう愛情表現しろというの?
あなたは私に なにをしてくれたというの?
「好き」だと言ってくれた あの時を
信じて ここまで頑張ってきたけど
もうこれ以上 どうしたらいいの…?
私だって 人間なのよ
あなたの寂しさを埋める道具でも
暇つぶしのおもちゃでもないわ
お願いだから もう一度
私が居る意味を 考え直して
私があなたに尽くしてきた
その意味を どうか教えて下さい…
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「苦しい…」
「助けてよ!」
そんな叫びを
私は 誰に言えるのだろう…
私の居場所は どこにあるのだろう…
どこまで行けば 許されて
いつまで歩けば 休めるのだろう…
そんなことさえ 分からないまま
また一日が 始まっていく…
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あなたが負った 胸の傷
抱えている痛みの大きさや
一人 笑顔を失くした姿に
なんて 声をかけたらいいのか
ボクには まだ分からないから
余計なお世話かもしれないけど
こんなボクに出来ること
あなたは 嫌がるかもしれないし
望んでいないのかもしれない
だけど もしも 許されるのなら
ボクは 優しく
そっと 包み込んであげたい
「大丈夫だよ」「良く頑張ったね」
「もう独りじゃないよ」
「泣きたいときは 泣いてもいいんだよ」
どんな言葉も ただ並べたり
文字にして送る そんなんじゃなくて
直接 あなたに届けたいんだ
だから もしも許されるのなら
ボクは 朝まで
ぎゅっと 抱きしめてあげたい
言葉の中に隠された
見えない 想いや温もりを
直接 あなたに伝えたいから
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キミが 例え
一人で この世界を
誰の助けも借りずに
生きていけるとしても
キミが 誰かの
心の支えとなることが
あるかもしれないから
キミのことを 必要とする人に
この先 きっと出会うから
そんな時は 強がらずに
素直に 手を差し伸べられる
優しい人であって欲しいな
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「助けて…」なんて
誰に 言えるの?
心苦しくて 誰もいない夜に
ヒトリ 涙がこぼれ落ちる
あなたとの日々に
戻りたいわけじゃなくて
あなたのことを 信じていたから
「助けて…」と言われれば
あなたの力になりたいと思った
だけど その必要はない
あんなにも 私が好きだった
あの頃のあなたではないと
もう 気付いてしまったから
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
いいんだ これで
これで 良かったんだと
自分を無理矢理 納得させてる
ホントは なにも良くない
ちっとも 解決していない
このままじゃ 何も変わらない
そんな気がしてるのに
なんとなく 分かっているのに
結局 また ほら
言い出せずにいる
誰かに 聴いて欲しい
分かって欲しい と
心の中で 叫んでいるのに…
気付かないフリして 愛想笑いで
誤魔化し続けて 押し殺している
そんなあなたの 空は泣いてる
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
キミを亡くした あの日
枯れるほど 泣いてしまったから
自分の中で 決めたんだ
これ以上は 泣かないと
もう泣きたくなんかないんだ
例え 自分を押し殺してでも
キミが いなくなったのは
ボクの弱さのせいだから
泣くわけにはいかないんだ
独り この世界に残されても
強く 生きて行くために
キミに 心配かけないように
元気な姿を 見せ続けるために
どんなに 疲れていても
どんなに 打ち砕かれても
必死で 生きて
生きて 生きて 生きて
周りに バカにされてでも
誰一人 味方がいなくても
キミの分まで 生きていくんだ
いつか ボクの鼓動が止まって
この背中に 白い翼が出来たら
大空を飛んで 会いにいくよ
もしも 再会した時
キミが去った その後の世界を
ちゃんと 伝えられるように
ボクもいろいろ 聞かせて欲しいな
あの頃 叶えられなかった
デートの続きを 二人でしよう
その時 きっと封印が解けて
今度は 嬉しくなっちゃって
やっと ボクは泣くのだろう
そして 笑い合えたらいいな
いつまでも 遠い空の向こうで
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
今まで 何本
カッターナイフを買ってきただろう
ただ 自分の身体を切り刻む
それだけのために
どれほど 血を流したんだろう
この手首を染めていく
色鮮やかに伝って
そっか
ボクはまだ 生きているんだね
自分の身体を 傷つけることで
流れて落ちる血を 見ることで
つかの間の 安堵感を覚えている
きっと痛みより 心の方が
ひどく疲れてしまったんだね…
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
人を好きになる
その気持ちは 果たして
ホンモノなのだろうか
あなたは 単に寂しいから
自分の相手をしてくれる人を探して
その人のことが 好きじゃなくても
寂しい気持ちを埋められるのなら
それでもいいや と妥協して
朝を 迎えてはいないか?
あなたは 幸運にも
自分に好意を持ってくれる
異性の相手が身近にいて
その人のことが 好きじゃなくても
相手の好意に便乗して
付き合ってるフリをしていないか?
そんなの
ホントのお付き合いじゃないよ
ホンモノの彼氏 彼女じゃない
長く続くわけがない
気持ちが 空っぽなのだから
自分を誤魔化し 偽ってまで
相手を傷つける意味は なに?
あなたは 恋愛していない
相手を愛してなど いないのだから