詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
私にはわからない…
必要とされたいのに
必要とされる理由を選べない
男の欲望を受け止めて
私は何が得られるの…?
身体を重ね合う
そこだけが 私の居場所
その時だけは私を見ててくれるから
だけど…
その瞬間だけの幸せが怖い…
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寂しさを埋めるための道具…
ぬいぐるみよりは 温かいだろうか
それすらも分からない
キミはボクを求めてはいない
寂しさを埋めたいだけ…
きっと 他の誰でもいいのだろう
自分のご都合主義に合う
思いどおりに動いてくれる
イエスマン その正体は操り人形
違うんだ ボクはただ
キミに嫌われたくないだけ…
好きな人は他にいるくせに
ボクのこと好きでもないくせに
なぜ求める…? そして分かっていながら
なぜボクはキミを放っておけないのだろう
こんなことを繰り返しても キミのためにも
ボクのためにならないというのに
弱いんだね きっと
いつか誰かに愛されることを
心のどこかで願っていながら
今 目の前の孤独から 逃れたいのもまた事実
好きでなくても寄り添っていれば
埋められなくても 紛らわせるから
キミに利用されていく ボクの想い
キミの寂しさを補い 誤魔化す
ボクはそれだけの存在…
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どうしたら キミは死を
避けることが出来ただろう
そんな穏やかな顔されちゃ
かける言葉が見つからないよ…
どうしたら キミの死を
受け入れることが出来るだろう
安らかな眠りについて 旅立った
キミの居場所は もうここにはない…
話を聞いてやりたかった
何か力になりたかった
ただ その思いとボクだけが
この世界に残されたまま
キミに届けられないまま
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後悔のない人生なんてない
人は悔いて 生きるものだから
自分の失敗を認める
そして それを乗り越えることで
人は 前へと進めるのだから
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その墓に キミは眠っていない
むしろ 大都会にそびえ立つ
摩天楼が墓標に見える
すれ違う人の狭間に 自分を見失い
誰もキミの悲鳴など
耳を貸さない 足を止めない
キミは街に殺された
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羨ましくないワケないだろう
あんなの見せ付けられて…
つらい… つらいよ…
胸の中 嵐が巻き起こる
言葉に出来ない感情と
忘れられない キミとの思い出が
交錯して ボクの心を襲う
だけど もう元には戻れないから
じっと耐えて 静かに今は
先に 前に 進むしかないんだ…
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「好き」だなんて 最初から嘘
寂しさを紛らわすための口実
人は時に 血も涙もなく
平気で人を傷つける
そして都合のいいように
使い捨てられていく
生きているというのに…
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自殺って難しいよね
残された人間はどうしたらいいのか
わからないもの
だけど
きっと自殺を望んだ人の その時の心の中は
僕らがいくら考えたって 答えは見つけ出せなくて
それでも「なんとか防げたんじゃないか」なんて
自分を責めてしまうばかりで
「あの時言い過ぎたかな…」
「もっと話聞いてやればよかった」
重さは人それぞれ違うけど
そんな十字架背負いながら
生きて行かなくちゃならない
それがせめてもの 償いだと信じて
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寄り添い合える人間なんて
ほんの ひとにぎり…
余剰生産された ボクらは
生き場もないまま 社会に
放り出されて スクラップと化すだけ
身も心も 疲れ果てるまで…