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フィリップの部屋


[227] ふれて、夕風
詩人:フィリップ [投票][得票][編集]

呼応する風凪が
君の髪に孕まれた

改札機をくぐると
知らない景色が広がっているように
世界もまた
何度かの脱皮を経て生まれ変わる


温もりの中で生まれ続ける僕の声を
遠く、君の街へ届けてみよう

ふれて、夕風


さっき買った缶コーヒーの温度が
いつかの君の手のひらと同じだ

2007/09/28 (Fri)

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