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フィリップの部屋


[330] 知らない人の手をつなぐ
詩人:フィリップ [投票][編集]

大桟橋のビューポイントに立っていた女性に声をかけた

「詩集のカバー写真を撮りたいので、五分間だけ彼女になって下さい」

そしたら、彼女は僕の手を握ってくれた

子供が小銭を握り締めるように
彼女は、僕の魂を握り締めた
言葉なんていらない
横浜トリエンナーレの夕焼けが
音もなく過ぎていく

知らない街で、知らない人と手を繋ぐ
どんな劇的な出会いよりも
こっちの方が
何だかキュンとくる気がした

2008/10/05 (Sun)

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