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フィリップの部屋


[331] シーニュ
詩人:フィリップ [投票][得票][編集]

美容室のドアをくぐる時
いつも緊張するんだ

つん、と鼻をつくパーマ液のにおいが
どうも、好きにはなれなくて


最終一本前の電車に乗るように
詩を書いてみる
駆け込み乗車みたいに
駆け込んで書くより、フラリ
それくらいが、丁度いい


シーニュ
夜中に声を震わせるから
なんだか急に悲しくなってしまう
やんわりとした光の中に
僕は今日も置いてけぼりだ
月日ばかりが過ぎてゆく
何にも残さないで消えてゆく
例えば
タバコの種類とか
そこのラーメン屋とか

君の中に置き忘れてきた
僕の気持ちだとか

2008/10/25 (Sat)

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