この名も無き花はセピアを知らない悠久の時を越えるのだ花片は散るけどもこの名も無き花はいつか見た青い空涙が出る程苦しい時「涙はしょっぱい味がするから流さぬ方がいい」といつも語りかけて来るこの名も無き花を枯らしてはいけないそう感じれる程この花は美しいのだいつだって僕を包み込んでくれるこの名も無き花の名は今は無いただ輝く命の煌めきが優しい時間を思い出させてくれる
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