詩人:フィリップ | [投票][編集] |
静かに聞こえる
星屑の歌声
薄暗い真夜中の部屋に
アロマキャンドルの灯りが小さく揺れて
銀河が瞬いた
誰かが呟いた
あの儚げな声は
やがて消え行くもので
それでも僕は
耳を済ませ続けた
あぁ聞こえる
輝く太陽の向こうから
僕を呼ぶ誰かの声が
弱々しげに揺れ途切れ
繰り返し繰り返しに
悲しいかな
それはきっと
僕の心の想いで
今 形の無い心も
気持ちの通わぬ言葉も
それはきっと
愛ゆえのことで
無限に輝く星の中に
混じり広がり
ぶつかり合う
それでも
結局最後はやっぱり
「愛してる」になるんだ
宇宙に転がる愛の言葉
それはきっと
この宇宙の何処にでも
存在していて
いつだって
僕たちの頭上に浮かび
飛び交っている