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フィリップの部屋


[86] 宇宙に転がる愛の言葉
詩人:フィリップ [投票][編集]

静かに聞こえる
星屑の歌声

薄暗い真夜中の部屋に
アロマキャンドルの灯りが小さく揺れて
銀河が瞬いた

誰かが呟いた
あの儚げな声は
やがて消え行くもので

それでも僕は
耳を済ませ続けた

あぁ聞こえる

輝く太陽の向こうから
僕を呼ぶ誰かの声が

弱々しげに揺れ途切れ
繰り返し繰り返しに

悲しいかな
それはきっと
僕の心の想いで

今 形の無い心も
気持ちの通わぬ言葉も

それはきっと
愛ゆえのことで


無限に輝く星の中に
混じり広がり
ぶつかり合う

それでも
結局最後はやっぱり
「愛してる」になるんだ


宇宙に転がる愛の言葉

それはきっと
この宇宙の何処にでも
存在していて

いつだって
僕たちの頭上に浮かび
飛び交っている

2007/02/14 (Wed)

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