詩人:是清。 | [投票][編集] |
淫媚な響きの御伽草子/暫くお留守の不死身な精神/明るく邁進/生温ひ悦楽の雨/甘んじて享受/胸に穿たれた穴から毒々しく広がる/紫色に変色して妾を彩り蝕む/多彩な矢印/突き立てた君のからだ/卑屈に成る前に味はつて/虚しさを癒せよ/安全圏に跨がつてゐる腐つた片足は/高燃費な妾の身体を動かし続ける/重複した突飛な感情/前だけを視てゐたい/当たり前の権利すら/惜し気も無く消費して/錆びる前に策を労して/悔しさを防げよ/だうしやうも無い傷何かは/忘れてゐる間に治つちまうよ/いぢつてゐる方が辛いだらうさ。