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是清。の部屋


[62] 表現のしやうも無い。
詩人:是清。 [投票][編集]

「張り裂けさうな胸を」

誇張にも似た比喩で対抗
するべき事はしたのだし
其のやうに卑屈にならずとも良い筈だ
多分/きつと其の筈だ

「君の綺麗な手に見惚れてゐる」

頬染めて俯く
僕はまう今日一日
君と目を合はせられないな
触れ合つて何かしまつたら
悦びを通り越して何処かへ逝つてしまふ

揺るぎない
挫けない
強靱な精神を
情けない
笑えない
余裕の無い僕にくれよ
堪えない/止められない/まう一回
良いかい?

「狂ほしい程胸が」

むず痒い
心の振幅は広くて早い

「だうしたら良いだらうか」

君は答えられる?
ねえ
笑つて
応えて欲しいよ。

2004/05/11 (Tue)

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