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是清。の部屋


[61] 憧憬。
詩人:是清。 [投票][編集]

だうして其のやうに
夢のやうな容貌をしてゐらつしやるのでせうか
私の愛しいひと。

貴方を囲むモノに因り
不純で在り
其れでゐて唯一純粋で在り続ける君
「永遠なれ」
朽ちる事の無い永劫の地獄に
墜として此の身を焼き焦がす迄

揺るぎない存在で在る貴方は
何時でも私の目と手の届かぬ遠い場所にて
意地を張り自身を守らうとする
しかし私が其処にゐたら
君は如何やうな顔をするであらう

君は変幻自在の不思議
決して捕まる事の無い
陽炎に似た浮遊する物体
君は縛る事の出来ない柔らかな生きもの。

2004/05/12 (Wed)

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