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サトリの部屋


[175] 《─時の砂─》
詩人:サトリ [投票][編集]

ここと
あそこを

線で繋いで


目を閉じて歩いてゆく



何かに脅えつつ
落ちてゆくことを恐れ


渡ってゆく




決して落ちることなどないのに





僕の小さなポケットから
少しずつ溢れ落ちる



時の砂



どんな時でも変わらずに
そこにある命のように


確かに溢れてゆく





振り向けば

ほら



僕の誇り




一つ一つ手にとれば

ほら


僕の苦悩




だからこうして


ここに


僕がある



そう

前を向こう



ほら


僕だけの道




2006/03/13 (Mon)

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