詩人:サトリ | [投票][編集] |
貴方がたまに言う冗談だとか
時より見せる子供っぽい笑顔だとか
あの頃はただ嬉しかった事が
今は僕を苦しめる十分な理由です。
貴方のその存在が
ただ一つ僕を支えてくれました。
貴方のその温かい手が
ただ一つ心休まりました。
泣かないって決めたんだ。
だってそんな暇はないから。
前を見るって決めたんだ。
貴方が僕に
全てを託してくれたから。
いつも微笑んで語ってくれた貴方が
本気で怒って教えてくれた
真っ直ぐに見てくれた
まだまだ子供な僕を
暖かく見守ってくれた
守ってくれた。
そんな貴方の萎れた手が
僕は好きだった。
僕は好きだった。
でも
もう
貴方はいない。
だけど
忘れてはいけない。
貴方の全ては
僕の中に大切にしまってあります。
僕の手の中に今でも握られています。
だから
僕は行くのです。
だから
僕は進めるのです。
この先
ずっと
ずっと
貴方は僕の