詩人:清彦 | [投票][得票][編集] |
熱い潮風と太陽の光
夏の眩しさが 思い出させる
どうにかなってしまいそうな心と身体
触れたいから いつも会ったね
涙さえ 痛みさえ 味わっていた
テーブル越し蜃気楼の幻惑
キャンドルライトに揺れてぼやける
飲みかけのジュース
湿るグラスコースター
喉が乾いて仕方ない感覚
覚めない夢の中 のらりくらり
胸が苦しいのは何故?
こんなに近いはずなのに
空は果てなく自由で広いんだね
鳥の真似をして両手を広げた
雲はとぼけるように
形を変えながら
あの遠い海の向こうへ
消えてゆくんだ
遊び呆けた後の夕焼け虚しく
潮風に僅か君の匂い悲しく
どうにかなってしまいそうな心と身体
寂しいから いつも会ったね
涙さえ 痛みさえ 味わっていた
焼けた素肌ヒリリ 痛む度
夏の眩しさが 思い出させる
マリッサ 止めどなく押し寄せる波に
マリッサ 身を任せてしまいたい
会いたいから いつも会ったね
涙さえ 痛みさえ 味わっていた