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清彦の部屋


[132] 終わりなき日常
詩人:清彦 [投票][編集]

いつまでも変わらない

赤信号を見つめていた


鳥が空を初めての飛ぶとき

どんな気持ちなんだろう

心地よい、風にのって

この景色を遮るものなく

何処へでも行けると

この世を手中におさめたような

爽快な気持ちにならないか



ただ、ただ自由に飛び立ちたい

ただそれだけなのに

僕らは今日も、恐らく、

明日も明後日もいつまでも

この平坦な地面を歩いては

ビルに見下ろされ

高い空に憧れては


赤とか青とか

よく整備されたレールの上を

せっせと這って生きるのだろ



目的も夢もなく

さまよえる良心と

終わりなき日常を

2015/11/10 (Tue)

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