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清彦の部屋


[136] 白と黒
詩人:清彦 [投票][得票][編集]

ちょうど、そう

絵を完成させるのに影が描かれるように

僕らには苦痛も不幸も必要だ


その瞬間、瞬間に

囚われすぎてはいけない


アキレスと亀の間の距離が

永遠に縮まっていっても

やがてアキレスは亀を追い抜くんだ



僕達はいつか死ぬだろうし

救いようのないような不幸や悲しみも

確かに襲いかかってくるだろう


だけどそれがなんだ

僕らの世界はそれ以外の

花、鳥、空、海、魚

美しいものが溢れている


世界の軸は色々あって

一瞬一瞬の出来事なんかではない


その深く重い、真っ黒な影に

囚われて過ぎてはいけない

影を成すには何処かに

光がなくてはいけないから


いつだって、明日を棄てないで

希望に充ち満ちた毎日を

必ず過ごしてやるんだ!


2015/11/20 (Fri)

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