詩人:清彦 | [投票][編集] |
ひどく不安な色の空の下で
何処までも続いている道は
静かに、導くように
一本のレールみたいに敷かれている
周りを見渡すのは僕の自由で
景色がどんな姿であろうが
それも景色の方の自由さ
錆びた看板に書き込まれる文字だけど
僕には読めない警告の予感
僕は頷くように瞬きをして
再び、目の前の景色を飲み込んでゆく
もしもこの先
僕が僕じゃなくなってしまった時に
君は何処で何をしているんだろう
アコースティックギターと聴こえる
雨音と体温の匂い
気だるい…燃え付きそうな純粋さ
確かに感じていた
苦しいほどの繋がり
愛しいとか、悲しいとか
ぐちゃぐちゃに織り混ぜたような
空? 星? 君? 僕?
地球と空を別け隔てた地平線を求めて
僕は、何処までも歩き続けている
そこに何かある気がして止まない
あの愛の秘密や記憶や
それに繋がる真実や悪魔か…
そこに何かある気がして止まない