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清彦の部屋


[158] 彼方
詩人:清彦 [投票][編集]

じりりじりりと

うんざりするほどの暑さと

目を覆うようなアスファルトの照り返し

夏の喧騒、嫌でも流れる汗を

手で拭ってさ


木陰に隠れて見上げたら

緑葉の彼方、青空が

もう、暑さにも慣れたよねと

微笑んだ途端、明らかに

時間は経ちすぎてしまっていたようだ


通り過ぎていったはしゃぎ声

ひび割れて横たわる

蝉の抜け殻

2017/08/27 (Sun)

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