そしていつか
また輝くはずだ
あの日落ちた
雫みたいに
ちょっとここいらで
座ってみよう
通りゆく人も
吹き去る風も
やがて行方知れず
空気によく耳を澄ますんだ
俺が今何処へ向かうべきか
聞き逃さぬように
ベラベラ喋りまくる
卑屈な詩人さ
理屈も思想も過去も未来も
歩くたび
音色を変えて
生きる事
単純な線のはずが
複雑に絡みついている
もう
過去る日々
雲のように
形を変えて
空に身を任せて
今度
手を伸ばせば
何を掴むのだろう
何だっていいはずだ
そこ確かな感触があれば
そしていつか
また輝くはずだ
あの日落ちた
雫みたいに
2011/12/17 (Sat)