詩人:清彦 | [投票][編集] |
傍観の果てには
悲しみの彼岸があった
真実の中には
覆い隠せない欠如があった
あれよあれよ、流され眺めて
いつの間にか まるで
あの場所に戻ってきたようさ
それでも探しに行くんだろう
同じ夢を
駆け抜けた道の端
僕を見ているような 勿忘草
音楽は鳴り止まない未練
轟音がきっと紡がれている痛みに響く
風が冷たくなってきた
暑い夏はもう過ぎ去ったようだ
最初から解っていたように頷いた
あらゆる夢がいつか覚めてしまうこと
それでも探しに行くんだろう
同じ夢を
めまぐるしいの道の端
あの頃のような 勿忘草
音楽は欠乏への嘆き
轟音がきっと繋がっている痛みに響く
傍観の果てには
悲しみの彼岸があった
時間が掛かりすぎてしまって
全てを取り戻せはしないけど
せめて語らせてこの夢を