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清彦の部屋


[162] 笑う門
詩人:清彦 [投票][編集]

奴はいかにも後ろから刺しそうだ

頑なに拒んで選んだ憧れ

否定して否定して否定して

たどり着く境地

暗闇にひとり



祈りはエクスタシズムの一貫だ

うやむやに全てを創造す

気づけば流れる景色に身を委ねて

欲望渦巻く間にうたた寝、夢つらつら

ろうそくの灯火が揺れている



戯言、笑う門に鬼来たる時

本当は最初から解っていたはずなのに

戯れ合う、儚い戯れの祈り

夢虚ろの一人芝居暴かれて

ああ、またひとつ悪夢が現実になった

嵐よ去れと、正にシャーマニズム

この破壊もまた創造の一貫か



哀れなことに

笑うしか出来ないんだ

次の角にまた、鬼来たるまで



2018/01/23 (Tue)

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