どれだけ平然を装っていても僕ら
お天気は操れないさ
空は怪しい雲行き
結局、
偶然に出会って
恋に陥ってかき回す無様
水たまりに映る僕の姿は
乱れる景色、恋模様?
そうだ、それは虚妄に偶像なのだと
噛み締めよう
今度も
これからも何度でも
雨が降るたびに
恋よりも愛で
優しい諦観の眼差しで
すべてを眺めていこう
そこに咲く紫陽花のように
感謝も恨みもないね
ただ、憂い、慈しみ、彩りを演じる
それでも
その美しさに心を奪われて
ほんの少しだけ立ち止まった
雨の中
遮断する傘の中
2018/06/16 (Sat)