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清彦の部屋


[181] 予感
詩人:清彦 [投票][編集]

裏切り

だからなのかな


最初から君だったとしても

きっとここがどこだろうと

好きだなんて

響かないよね


少し昔を思い出して

「空の色みたい」だなんて

馬鹿げた話だね

長いまつげに白い肌

どこか遠い面影がよぎって



僕は、

いつもマボロシを見てるのさと

自分に言い聞かせて見惚れる


憧れ

きっとそうなんだ


そしてひとり

暑い夏の日差しの中に

じんわり、もしかして

それは冷や汗だったりして


嵐の予感を肌に馴染ませながら


呆然と

裏切りスマイルで

今日もあの娘を抱きしめる




2020/07/17 (Fri)

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