何度繰り返し傷ついて何度繰り返し傷つけて生きてきたのだろうこの身体中傷だらけで海面に足を踏み入れただけで焼ける程あちこち痛いこの空の光すらも届かない程深い場所に大事な物があるんだ息を止めて痛みを我慢してみても少しも潜れないや無性に怖くなってきたんだあなたが哀しみや絶望やこんな僕をあなたが忘れる事がそして僕は時々こうして海を眺めているよ潮風で身体中の傷をヒリヒリさせながらこうして海を眺めているんだよ
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