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清彦の部屋


[30] 濁流
詩人:清彦 [投票][得票][編集]


くわえ煙草がよくお似合いで

シケたツラで人々を見送る

ああ あの駅のようだ



記憶の狭間行き交う

疲れているのか

気持ち良くなってきて
そのまま今までが

夢だったみたいに

閉じて行く


車のクラクションで

再び時間が動き出す




あの頃から時々

何処に生きてるのか

わからなくなるよ


ほんの少しの希望を

ポケットに握り締めて


きっと何もかもが違う

違うんだよ


時は溢れ出すように

容赦無く流れて

全て飲み込んで行く



 

2012/02/23 (Thu)

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