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清彦の部屋


[38] 白い歌
詩人:清彦 [投票][編集]


メッセージなんか

なにひとつ無い

伝えたい人も

何処にもいない



いつからか

傍観を決め込んだ

地蔵のように

悟れるただの石さ



世の中の不満も矛盾も

それなりに

皆解って暮らしてるから


ロックなんて

この国には無かった

怒りさえも

滑稽に映るほど




歌ってみよう

意味も無い

ただ消化されるだけのメロディを


ただ歩いて行く事と

何が違うと言うのだろう



もう叫びしか出せない

意味のわからぬ

沸き上がるこの衝動を

ただ生きる事と

何が違うと言うのだろう


 

2012/04/18 (Wed)

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