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清彦の部屋


[70] 傍観者
詩人:清彦 [投票][編集]

こんなはずじゃなかったはずだ

僕は全てを思い出し始める

眼球をひんむいて

取り残されたまんま

立ち尽くすしか



いずれ思い返すだろう

この悲劇の動機を

一歩一歩上るたび

俺が空っぽになり始める


思い通りに時は動いていたのに

空を陰が覆い始める

何も間違ってはいなかったんだ

喧騒を掻き消す 脳裏を過った疑問

オレハ ダレダ



こうなることは解っていたはずだ

僕は全てを思い出し始める

眼球をひんむいて

取り残されたまんま

もう

立ち尽くすしか




2013/07/11 (Thu)

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