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清彦の部屋


[92] いつも見ていた夜空さ
詩人:清彦 [投票][編集]

頷くほど 簡単な話だ

治せないほど深く傷ついて

終わっただけのひとつの物語


喧騒はやけに続くのに

視線は夏の空の向こう

遠退いてゆく沈黙の果てに


どうしてか 僕は

こんな夜に 君の名前を

もう一度だけ呟く


後悔 なんかしないと

決めつけて閉じ込めて

二度と手も触れないハートの玉手箱


色褪せたとしたって

確かに君と僕は生きていた

残ったもの達が

役になんかたたなくたって

いつまでも いつまでも

消し去ることなんか決してないのさ


愛 めぐり逢い

死ぬほど好きだった君のすべて

聞こえる?

僕は元気だよ

もう一度だけ

話したいよ

2014/07/14 (Mon)

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