詩人:清彦 | [投票][編集] |
止まないジョークの雨
笑いに混じって失笑気味な誰か
お前はクズか?そりゃそうだ
俺だってそうなんだから
風にまぎれて聞き取れなかった
今 もしかして…
ねえ、何て言ったの?
振り返ってみればもう過去なんか
ただのツールに過ぎなくなる
成り下がったのは昔という幻か
それとも俺か
棒に振るならどうせだったら
フルスイングで真底 腐ってやる
風にまぎれて聞き取れなかった
今 もしかして…
ねえ、何て言ったの?
挙げ句 このザマ
散らかっている癖に 空っぽな部屋
整理整頓が出来ないんだとさ
脳ミソだって一緒 この際
ビョーキとでも言っておこう
たった 1度だけさ
本当に本当に愛した人がいたのさ
でも よーく よーく…思い返したら
苦しんだ記憶しか
残ってなくてさ
あの頃のふたりはきっと何処かで
つまり 死んじまったのだ
今さっき 降ってた雨だって
今じゃもう 形跡だけ残して
ほら、もう過去のこと
今この瞬間だけを
間違いなく見つめる事が
例えばもしも 出来たとしたなら
君がさっき言った何かにだって
囚われずに ずっと
アホの顔で!
笑い続ける事が出来るのにさ!