詩人:ライカ | [投票][編集] |
お互いの陣地を
胸の高さまでの台で区切り
睨み合う
ワーカー
片や
茶羽ゴキブリとあだ名され
品のよい口調で
日々 同じセリフを繰り返す
こんな日常に飽きがきていて
時々 ティーンガールを摂取する
片や
自衛隊で鍛えた体力を持て余し
その姿勢で 語る
「曲がったことが嫌い」
目の前に山と詰まれた品々を
紙切れや円い金属に変える
数える
また 品の山をつくる
ねぇ 例えば
NHKで 深夜
中国の日常が軽やかな曲と共に映し出され
その中の彼らは
篭いっぱいにアヒルを詰めて 運んでいたりするさ
それでも 同じに
日が月が
頭の上を行ったり来たりしてるのね
働く
日々
働く
そして 戦ったり
飽きたり