詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
見上げた夜空の星の数だけある
悲しみと喜びを感じれることの幸せ
噛み締めながら
今を生きている
一番星を見つけた貴女が散歩の途中で僕を呼び止める
指を指しながら
子供みたいにはしゃぐ君
だけど僕は星よりも君が輝いて見えた
どんな宝石よりも価値のあるものに思えた
星空の下で二人夜空を見上げ
流れる星をずっと眺めてた
幸せなときを噛み締めながら。
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君と僕とを引き裂く
束の間の偽り
君との愛が壊れた瞬間
堪えていたものが一度に溢れだして
何度も何度も君の名を呼んだよ
だけれど
なくした愛は今やもう居場所さえわからない
後悔したって切なくなるだけ
それでも僕は君を忘れることなんてできなかった
どんな手を尽くしても無駄だったよ
誰を抱きしめても君の代わりはやっぱりいなかったよ
でも
いつかこの胸の痛みを癒してくれる愛を探してる
だから今夜も君の代わりとなる愛を抱きしめる
それが無意味なことだとわかっていても。
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もう会えない
君みたいな女性(ヒト)には
もう愛さない
誰も失いたくないから
恐れてるんだ
心の何処かでは
人を好きになるたび
心を痛めては
吐き出しそうな思いを胸に無理やり押し込むんだ
ひとりきり
見上げた夜空に一際大きく輝いてる欠けた月
星の数だけある
悲しみを数えながら
あの日から何度となく月日が流れた
溜息ばかりが胸を痛ませている
きっとどんな名医でも治せない病なんだろう
君の幻影が何度も僕を闇に誘う
だけど僕は寂しくても苦しくても生きることを選んだ
君を知るのはこの世で唯一僕だけとなってしまったから
君の分まで生きてやる
そして君がいたという証を胸に刻み生き続けよう
色褪せた苦い記憶を手繰り寄せ
現実からひたすら逃げ続けた日々それも今では良い思い出
君が欠けた月に姿を変えて僕に生きる希望を与えてくれたから
ここまでやってこれた
僕はそう思ってる
つよくそう思ってる。
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今にも倒れそうな僕の心の支えになって
いつも僕を助けてくれてるのは貴女でした
気づかなかった
自分の愚かさに情けなくなるばかりで
心が萎んでいく
何故だろう
心にある思いを伝えることを拒んでしまうのは
君もきっと同じ思いのはず
好きだという気持ちをただ伝えるだけなのにな
吐き出される言葉は何でもないの一言
吐き出す息が白くなる頃には
僕はきっとこの気持ち君に伝えられる
そう信じて冬を待つ。
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空が泣いている
ポロポロと雨を降らせて
月がでている
キラキラと光を瞬かせて
悲しいことがあった日の夜は何故だろう涙がでてくるよ
君が思い出になって幾つの夜を越えただろう
きっと数え切れぬほどの夜を越えたんだろう
一晩中泣き崩れたっけ
瞼が腫れるほど泣いたっけな
それも今は笑い話にもできるくらい
君はもはや思い出の中の人でしかない
雨が降ってる
月の瞬く夜は
不思議ね月がいつもより綺麗に見える
雨が月の美しさを引き立てている
何故だろう
不思議と涙が溢れてきた
もうこんな思いをするくらいなら
恋などしないと誓ったはずなのに
何故だろう
君に恋い焦がれるこの気持ち
自分でも止められないの
だから お願い
もっと強く私を抱きしめて。
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不安な気持ちはいつになっても変わることはなく
僕の中で思い出だけは美しく輝いてる
痛みと迷いでどうにかなっちゃいそうな夜も
君なしではきっといられなかった
電子レンジみたいにすぐには温まらない
恋は時間をかければかけただけ
二人の距離が縮まるから
喧嘩したり
気まずくなったりするのは当然さ
君と僕は恋人と言えども別の人間だもの
付き合ってみて合わなかったり
一緒にいて退屈だったり
そんなのは近づいて見なきゃわからない
話してみないとどんな人だとかはわからない
きっと恋ってそんなものだろう
触れ合いが大切なんだろう
君といてわかったよ
愛してるだけじゃ物足りない
臆病にならずに私を抱きしめてよ
あの日の言葉が嘘じゃないなら
私をもっと欲してよ
同じ歩幅を歩く僕ら
明くる日の僕らはもう未来の僕ら
少し慌てるぐらいがちょうど良い
のんびりするのもいいけど
のんびりし過ぎちゃうのもダメみたい
だから
もう少し早く
今日から
今日がダメなら明日から
愛を温めていこう
僕なりの精一杯で
君を愛していこう。
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まるで
貴女の声はオルゴールのように
僕の耳にすぅーと入ってくる
女の子らしい声
可愛らしい君の声
僕はいつまでもいつまでも
聴いていたいんだ
そのためにはきっと
それなりの覚悟を決めなくちゃ
君を守れるかな
君を愛せるかな
それだけが心に引っかかってる
こうして
結ばれた今でも
悩みは消えない
そんな悩みを余所にオルゴールは鳴り続けている。
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あれはいつだったろう
きっと遠い昔だ
二十歳頃に一人暮らしを始めた頃だった
たまには家に顔を出せよと
両親は言うけど
あれほど出ていけと邪険にしてたのに
今頃息子が恋しくなったのか
たまに顔をひょっこり出せば
迎え入れてくれる
帰る場所があるだけ幸せなのだろうけど
腑に落ちないのは
年を取るに連れて
なんだか切なくなってくること
僕が年を取るってことは
それと同じに両親も年を取るってことで
お別れが近くなることに繋がる
だから
そんなに残されてない
時間だから
僕は前より家に帰る回数が多くなったよ
最初で最後のささやかな親孝行かな
切ないね
一人暮らし。
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心にだって
天気ぐらいあるさ
晴ればかりじゃなく
曇りや雨のときもある
寂しいとき
悲しいとき
心は大概雨か曇り
嬉しいとき
良いことがあったとき
心に陽が射して
晴れ間がのぞく
その日のあった出来事に
天気は左右される
朝は晴れでも夜は雨になることも稀じゃない
何気ないいつもの一日の始まり
何が起こるかわからない
終わってみないとわからない
あったこと次第で天気はコロコロ変わるんだ
君の心も
僕の心も
晴れることを望んでいる
星一つない夜だとしても。
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甘酸っぱい恋をしたんだ
いつか出会うとは思ってたけど
こんなに早く出会うとは思わなかったよ
突然のことに戸惑う僕だった
胸苦しいやら
辛いやらで
心はやせ細って窶れてた
君に恋してから
何ヶ月かが過ぎて
言えないままで
時間だけが流れてく
初恋は叶わないと言うけれど
本当らしい
このまま何も言えずに終わってしまいそうだ
早くも二年目の春がきた
初恋の色はどんな色ですか?
心の中で
伝え損ねた気持ちを小さくちぎって
セロハンテープでまたくっつけて
大人になった今でも引きずってた
忘れられない
初恋はそんなものだろう
甘くも切なくて
酸味がある
いつまでも忘れないでしょう
あのとき君に言えなかった思いは消えずに
いつまでも心に残ってるから
あの日感じた初恋のほろ苦さを
いつまでも忘れることはないでしょう
いつまでも…。