詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
時たま想うんだ
僕らの生きている意味なんてあるのかなぁって
きっとその答えは人それぞれで生きる目的も追い求めてるもの望んでる願いも違うんだろうな
だったら僕はこうして君と歩く道の中に
生きることに対して
君自身に生きる理由を託そう
きっと生きることは楽じゃない
辛くて嫌なことばっかだけど
きっと見つかるはずさ
生きていてよかったと思える何かを見つけられるはずさ
だから
僕は唱うよ
僕という人間の存在意義を唱うよ
君も一緒に唱おうよ
僕たちという生命の尊さを唱おうよ
二人で唱おうよ
夜更けまで。
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生きることの喜びを教えてくれた貴女にできること
それはきっとこうして一緒にいてあげること
それは同時に僕が思うこと
変わらずに目一杯私を愛してください
それだけで二人の心は優しさで満たされる
君の声と僕の声が
奏でるmelody
いつか言いたい
胸にしまった大切な思い
君への思い
いつか話して聞かせたい
貴女の膝の上でスヤスヤ眠る
君にも
母さんと父さんの出逢いを
ゆっくり話して聞かせたい
僕と貴女が愛し合う
そのわけを
ちいさなラブソングに乗せて
君に話して聞かせたい
家族三人集まった夜に。
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今までのたくさんの人たちとの出逢い
見たこともないような景色を見たり
聞いたこともないような場所を訪ねてみたり
それはすべて私の夢の中でした
それはいつも貴女と一緒でした
まるで一枚の風景画にしたように
僕らの毎日は同じ構図のまま
動こうとしません
それはきっと落ち着ける場所を見つけた確かな証拠
貴女というぴったりな受け皿を見つけた証拠
愛とのめぐり逢いなのです。
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時の流れは波のよう
寄せては返し
満ちては引いて
僕という貝殻をいつでも岸へ押し流す
そう
君はあの地平線の彼方
沈んでく太陽
燃えるような太陽
近いようで遠い人
私は小さな小さな貝殻
波にまかせて漂う白い貝殻
そんな貴女に恋してしまった
愚かな私は馬鹿な貝殻
そうさ
あおやぎさ
時の流れは波のよう
寄せては返し
満ちては引いて
僕という貝殻をいつでも岸へ押し戻す。
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いつかいつかと先延ばしにしてしまった
君へ伝えたい思い
もどかしいんだ
伝えたいのに伝えることが怖いんだ
君が日毎に僕から離れてく気がして
少しだけ心が痛んだ
迷いばかりが僕の隣に座って
ため息ばかりが胸から溢れて
負け犬の遠吠えのように
僕は誰かのせいにしていらだちを紛らわす
最低な野郎だ
きっと君はこんな僕じゃダメだと想ったから
あのとき振ったんだろう
今なら痛いくらいわかるよ。
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終わるには始まらないと
私と貴女の恋
ハンモックに寝そべり
夢の中の君
庭の苗木が揺れている
昔はもっと愛し合っていたのに
近頃は愛すもなにもこうして一緒にいることさえ奇跡って感じ
たまに帰ってみては居たのって感じだよ
ほんと切なくなるよね
終わるには始まらないと
次の一歩を踏み出さないと
どうするんだよ
どうするんだよ
何度も何度も頭の中で繰り返す
どうするんだよ
どうするんだよ
答えが見えてこない。
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たまにはひとりでどこかにお出かけ
電車に乗っかって
適当な場所で降りる
着いたら着いたで適当にぶーらぶら歩きゃいい
買いたいものがあるわけでもなく
あっちの店へこっちの店へ梯子する
気づけばさ
空はオレンジに染まり
カラスの鳴き声なんかしちゃってさ
なんだか切ないような儚いような
そんな感じ
そろそろ終電に乗らんと帰れなくなる
二分前
一分前
30秒前
ギリギリでドアに飛び込んだ セーフ
もうすっかり辺りは暗くなって
街の明かりだけが気味悪く煌めいてた
こんな風に
たまにはひとり
遠出をするのも
悪くもないかな
終点のアナウンス
私は重い腰を上げてドアをでる
電車を見送る。
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君と絵描きうた
幸せな毎日を
ホワイトボードの代わりに空に描こう
ひとりで絵描きうた
退屈な毎日を
ブルーな気分で乱雑に描く
書いては消して書いては消して
言いたいことがまとまらない
伝えたいことがまとまらない
早くしないと
どうやら僕は永遠に君を失ってしまうから
言うなら今しかない
二人で絵描きうた
恋に落ちよう
涙も喜びに塗り替えて
いつか君を迎えに行くまで
それまで寂しいけど
ずっと待ってるから
ずっと待ってるから。
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不安定なキモチ隠せずに
僕はいつも君に冷たくあたってしまう
君は悪くない
なにも悪くない
それなのに君にあたってしまうんだ
自分が自分でも
わからないよ
何をしたいのか
何がしたいのか
わからないよ
君を抱くのはただ単にからだを求めてるだけ
違うよ
それもあるけど
違うよ
ほしいのは
君の笑顔
望むのは
君といられることだよ
もう一度
抱きしめて
状態を起こして
斜めってるからだを起こして
バランスを保とう
そしたら
君を受け止められる
そんな気がする。
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凍えそうな君の指先を見ていた
寒そうに両手に息を吹きかけてる
僕のジャッケットを君の背中にかけてあげよう
風邪を牽かないように厚着をした方がいいよ
君は笑顔で
寒くないの?と僕に問いかけてきた
ぜんぜん平気だと笑ってみせるけど寒くないわけない
だけど君が笑ってくれるなら
風邪を牽かないならこんな寒さなんでもないさ
空を見上げた雪が降ってる
君は両手を広げて
手袋を外して手のひらに雪を降らせてた
冷たいねという君にただ笑いかけるしかできない
胸にある気持ちを吐き出すこともできずに
うつむきながら
歩く僕と笑顔の君
僕は君の足跡の隣にわざと
二倍くらいある足跡をつけて
君の小さな足跡の僕のつま先分くらいの雪を僕めがけて投げてきた
時間も忘れて
雪合戦をしたね
最後までいえずに終わったけど
楽しかったよ
霜焼けで雪のように冷たくなった両手がこんなに赤くなっても
もう少しだけ君といたかった
君が好きなのは僕じゃない彼奴だとしても
今だけは僕だけを見つめてくれる
君とこうやってふざけていたかったんだ
雪のように白く雲のように遠く空のように神秘的なきみと子供みたくはしゃいでいたかったんだ。