詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
砂浜に書いた二人の名前と相合い傘
押し寄せる波に流されて
すぐに消えてしまう
そんな風に思い出なんて
儚いものなんだ
愛する人のためせっかくアプローチしたのに
惜しくも無駄になってしまうことだってある
あれから何年経ったか今も思い出すよ
水平線にゆっくり沈んでいく夕陽
君の手の温もり
風に揺れる君の長い髪
すべての場面が昨日のことみたく蘇ってくる
君は言ったね
二十歳になるまで待っていてと
僕は言ったね
じゃ約束だよ
小指と小指で指切りげんまん
約束だ…
約束よ……
あの日のキスは忘れてない
甘く切なくどこか淡い味
思い切り騒いだから
少し疲れて
帰りの車の中
君はぐっすり夢心地
渋滞に引っかかって
窓を開けたら
涼しい夜風が頬を撫でた
口に出した君の名を
この胸にずっと刻みつけよう
カーステレオを止めて
君に優しく笑いかけた
あの夏の夜。
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僕のすべてはあなたでした
君のすべても僕だといいな
何かに苛立っていたよ
君のことさえ忘れそうだった
涙ながらに泣きじゃくる僕を
嫌うこともなくやさしくあなたは抱きしめてくれましたね
愛しています
時々は喧嘩もすることはあるけど
イガイガコンペイトウ
カクカクキャラメル
唇に残るキスの味
甘くて切なくて
少し物足りない
青い初恋の味
僕は生涯忘れません…‥。
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思い出は時を重ねて色褪せてしまうけど
過ごしたことの記憶はいつまでも
僕らの頭の中に美しく輝いて残ってます
悲しいものですね
嫌なことや自分にとって都合のいいことはすぐ忘れちゃうのに
悲しいことはどうしたって忘れようとしても忘れられないんです
忘れようとすればするほど
悲しい色は濃さを増してくるんだ
だから
この際悲しみも受け入れましょう
君を好きになったように
悲しみも好きになれるよう
努力をしましょう
無理だといわずに
慣れるまで
感じてみましょう
おもいでクレパス
きっと
悲しみの青も
喜びの赤も
僕には欠かせない
大事な色
なくしちゃイケない
君と同じく
大事なんだ。
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愛を抱いていつも迷って悩んで
今日までを何とか過ごしてきたんだ
それでも溢れる涙は止められずいた
すべて何もかも残らず失ったような
喪失感が僕を支配していくよ
君の存在の大きさを知った
永遠に取り戻せぬ
失ってしまった愛
声を涸らして泣いたって君はもう還らない
後悔と無慈悲さが心にのしかかり
永遠に癒えぬ傷がこの胸に刻まれて
季節は刹那に流れる
永遠などないと初めて知る。
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遠ざかる思い出の中で
いつの間にか置き去りになっていた
二人の遙かな記憶
君はまだ記憶してるか
僕はまだ忘れずに憶えてる
忘れられようか
あの日のディスタンス
花屋の角を曲がれば
すぐ君の家だね
僕はいつも迷ってるジグザグ斜めの恋心
遙かな記憶のディスタンス
見上げた空にみえた叶わぬ恋のタペストリー。
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僕らの恋はまるでメトロノームのよう
静かにゆっくりと流れていく
だけど着実に確かに二人は近づいていく
手にした運命を徐々に受け入れようとしてる
けして無理はせず
けして飽きさせず
僕らは愛をあたためていく
今も貴女は此処にいる
目には見えなくとも私にはわかる
声はきこえなくても私にはわかる
今も貴女は此処にいる
メトロノームのように
優しく私に笑いかけた
窓から注ぐ夢の誘い
貴女は今も此処にいる
メトロノームは此処にある。
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街の灯りが揺れて見える
遠くきこえる車のクラクション
涙をのむように悲しみに耐えた日々
僕はきっともう限界さ
君の細い両肩を
そっとやさしく撫でるように
僕は君に口づける
最後のお別れのキスをした
おやすみグッドナイト
街は眠りに着く
静かな灯りだけが揺らめいて
僕と君の繋がれた手と手をゆっくりと離していく
明日にはきっと別々の何でもない他人
だからこそ今となってはどんな言葉でも役には立たない
だから潔くさよならさ
その方がお互いに気持ちがいいだろ
おやすみグッドナイト
キミと別れを告げてから
夜寝るときに思うことだけど
ベッドが怖いくらいに広く感じる
君のによいがほのかに残るダブルベッド
こんなこと言うのもなんだけど
キミには幸せになってほしい
おやすみグッドナイト
oh my darling
oh my honey……。
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寂れたBARに一人椅子に座り
孤独な夜をお酒で紛らわせてた
腐敗と不乱の瀬戸際で二人の思いは行き違ってばかりいた
迷いや悩み抱え込むたびに
苛立ちと焦りが自分を腐らせてた
君の心につけてしまった深い傷
きっとどんなことをしても癒えない
別れの傷跡
君を命に賭けても守るみたいな
クサイ台詞を吐けたあの頃はもう遠い思い出でしかないんだね
人ひとり守るのにこんなにも大変だとは思わなかったなんて勝手だよな
愛がとても重く感じる
時が経てば経つほどに重さは増してく
君をまだ今でも愛しているだなんて
今更とても言えるわけもなく
諦めたときの傷がまだ痛むよ
君の傷と同じように心に刻んだ
別れの傷跡
水を与えなけりゃ
花は散る
それと同じように
僕らの愛もわずか2ヶ月足らずで散っていった
でも出会わなければよかったなんて
思ってないよ
君がくれた二ヶ月に笑顔を贈ろう
今だからこそいえるこの傷跡は君と僕が愛し合ったことの証
勲章だと。
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君を失ってから
どれくらいの季節が巡り
どれだけの時間が僕を老けさせる
長きにわたる恋の終わり
やっぱり運命に忠実になれなかったよ
僕は孤独なサンタ
さしずめキミは寒空に舞う淡雪
あぁ 今年も愛を失ったよ
あぁ やっぱり闇からは抜け出せないよ
あぁ このまま僕は孤独なまま死を迎えるのかな
なぁ 答えてくれよ
キミの化身
冷たく儚い
冬の白い天使 淡雪よ
孤独なサンタに愛というプレゼントをください
死という終わりを迎える前に。
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いつもの要領で終わらせたよ
恋の終わり
さびしいサヨナラ
いつもの涙が瞳から溢れるよ
涙でグッドバイ
わびしくサヨナラ
でもサ
今度ばかりは結構脈があったんだ
そうサ
僕は信じたよ
キミのこと
心底バカだよな
笑うなら今のうちに笑っておけよ
じゃないと
僕、バカだから
変なタイミングでブチキレちゃうから
嫌なら早く逃げなよ
じゃあねって言ってサ
名残惜しそうにしてないでサ
甘く切なく
ちょっぴり癖のあるキミは
まるで大嫌いな
チーズケーキ
だけどどこか憎めない
そんな人
今なら食べられるんだけどな
残念ながら
キミの巣を僕は知らないんだ
だから
永遠にサヨナラさ
ちょっぴりさみしいかな
でもサヨナラさ。