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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[3404] それがふつうだよ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なにを信じればいいのですか?
さんざん裏切られてきて
それでも人を信じなさいというのですか?
それはむりな話だよ

なにを生き甲斐にして生きてゆけばいい?
何ひとつ楽しいことなんかない日々の中で
なにを生き甲斐にして笑えというの?

人の毎日は光にあふれてるばかりじゃないから
闇ばかりを見てしまう人も中にはいるんだよ
傷つくことにおそれてしまう 心の弱さを隠しながら
笑うことなんて僕にはできない相談だ

だから僕は悲しいことに泣くよ
そして嬉しいことに出会ったら笑うよ

それがふつうだよ
それが当たり前だよ
それが正常だよ

ホント ホント!

2008/12/27 (Sat)

[3403] 輝きへの出口
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人の数だけ道は続くよ
人の数だけ夢はある
人の数だけ椅子はある
人の数だけ机もある
人の数だけ未来がある
人の数だけ今がある

その人にしか叶えられない光がある
その人にしかつかめない明日がある
その人にしか見られない景色がある
その人にしか生きられない時間がある

それを共有できるすばらしき愛よ めぐりあいが果たす奇跡
おなじ歩幅で隣り合って笑いあいながらともに傷つきともにその痛みを分かち合い
時にはすれ違い行き違いケンカをしたり互いのもつ理屈同士をぶつけ合いながら僕らは僕らの空を信じ果てしない道を行く
切り開いてく道の先に終わりが見えるまで

何かを愛し
何かを信じ
何かを糧に
踏み出す一歩が果てしない道をその先へ伸ばす

輝きへの出口を広げる

2008/12/27 (Sat)

[3402] 失恋事件簿
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


犯人はあなたです!

あの日の君に冷たくした僕よ!

あの日起きた失恋事件簿は今更解決した

犯人は僕だった

自首もできないよ
君とはもうやり直せない…

僕の中で解決しても君の中じゃもう過去の話さ
忘れてるかもしれない
だからあの恋は迷宮入りだね…

2008/12/26 (Fri)

[3401] 僕的健康診断
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君がいる
それこそが
僕がいる
確かなあかし
紛れない証明
疑いようのない真実

もし存在に疑いをもつような日には胸の高鳴りを確かめてみなよ
大丈夫、君は生きてる 脈も基準を満たし正常だ

走って 叫んで おどけまくって
大丈夫、みんな生きてる 僕もちゃーんと息をしてる

健康診断の結果です
異常なし
ただ一つ 異常があるとすれば…

そのばかなおつむです

ジョーダンです!
なんちゃって!

2008/12/26 (Fri)

[3400] ナイフ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕の中で崩れ去った理想の欠片が今も心に突き刺さってる
抜けない
痛みはないがなんだかいやなもんだ
夢が叶わなかったことがまるで恥みたいに残るから

抜いてほしいよ
君の汚れないなめらかな手で
その指先でスッとたやすく
抜いてほしいよ

叶わず切なさだけ残し終わった崩れた夢の燃えカス
見えないナイフを…

2008/12/26 (Fri)

[3399] 黒い夜 白い朝
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


黒い 黒い 黒い
髪の毛より黒い
イカ墨より黒い
墨汁より黒い 夜
僕は真っ黒
腹黒い
君にはじめて嘘ついたから

白い 白い 白い
芸能人の歯より白い
ゴマアザラシより白い
お餅より白い 朝
僕は目覚めた
その瞬間昨日の嘘を思い出す

ごめん、君のプリン食べたの僕だよ…
簡便な
あとで買ってくるよ
口では言えないや

黒い夜と白い朝がパレットの中で魔法の筆で混ざって灰色になって嘘がばれた日
君は言う
プリン百個で許したげる
君は悪魔の笑顔で僕に言う
ニンマリ ニンマリ笑って
ジョーダンだよ
プリン一個ね
あなたと食べるから
食べさせてあげる
やっぱり優しい君
僕は浅ましく愚かな人間です
こんな僕を引き続き愛してくれるだなんて君はお人好しだよ
でもそれがうれしいから
もうしないよ
なにも言われなくても気持ちはひっくり返る 変わる 変わる
黒から白へ
まだ少し薄汚れた白から純白へ

君のために
僕のために
愛のために 今!

2008/12/26 (Fri)

[3398] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


心の中に棲むもう一人の僕が表の僕に話しかけてくる
なぜお前は笑わないんだとかうるさくて黙ってほしい
表と裏じゃまるで正反対 どちらが本当の僕かな

目を開けたら僕が僕じゃなくなる気がして
闇から抜け出すチャンスをやすやす逃して
笑っていられるほど孤独にも慣れ始めた僕

その姿はまるで借りてきた猫みたい 他人の言うことにホイホイと付き従うだけ

さびしくにゃーお
悲しくにゃーお
鳴き声が低く響く夜には眠れないほど意識がはっきりしちゃって不安がいつどこから襲うかと思うとこわくてとじた目をあけられない

弱虫な七星テントウ
七つの悲しみ抱いてる
その背には光る星形の傷跡
みんなはかっこいいと嘲る
本当勝手なもんだよ
殴りたいくらいいら立つ日々は悲しすぎて明日をもしれぬ感情の爆発を必死の思いで止めようと試行錯誤

繰り返す悪あがき

猫みたいに小さな体を震わして夜の闇の中でひときわ目立つ孤独な光
空気抵抗もなくパンッと飛ばされる
重力さえ無視するから浮き上がった体が妙にスカスカ
僕 空っぽだ
中身のない空き缶だ
透明人間だ
あれ僕の存在って一体なんだろ?
その一言が傷跡をひらかせる その瞬間あふれた涙と赤い悲しみ

そしておなじ頃背中のほうで干からびた翼が欠ける音
パキポキ ボキッ…
これで僕は飛べない鳥
苦笑いで涙を隠す
隠せない悲しみは鼻水だと笑う
そんな青い夜
気がつけばはるか昨日

なんだかなあ…
いろんなことに絡まる現実の糸
なんだよなあ…

起爆スイッチは
赤か青か
そんな単純な二択問題なら楽に逝けたのに
なぜ…こんなにも僕らの真実は難解を極めるのか
だれか教えて…?
だれか伝えて…?

この頭の中を埋め尽くす謎の糸をぜんぶほどいてみせてよ

2008/12/26 (Fri)

[3397] 一生のお願い
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


笑顔はキミに語りかけてくる
涙を流すことは悪くはないさと
なぜ人は笑ったり泣いたりするのかな
そんな不思議なことをなぜ僕らは当たり前と笑うのかな
そのくせたまに大げさにそれに喜んだり感動したりするのかな
ただ笑いただ涙し繰り返すだけのことに

それはきっと僕らが表情豊かな生き物のあかしだよ
だから笑えるうちに笑いなさいってのはそういうことなのだ

涙をがまんしないで流せる人こそつよい人なんだ
当たり前だからこそ素晴らしいこともあるんだよ
それを笑わないで
それをばかにしないで

花咲く春の陽気
あたたかいぽかぽかした空の下 土の中芽を出した命
今は寒い冬でもなぜだか笑えるでしょ
それは不思議だけどなんだかすごく幸せなことなんだね

寒い日は みんな言うよ
寒い 素直だ 正直だ
暑い日なら 暑いと言う
それは素直だ 正直だ

そんな当たり前な言動や一つ一つの仕草がかわいい 人間ってやっぱ素晴らしい
当たり前にうれしいことをうれしいんだよって表現したり泣きたいときに泣けたりしたら素晴らしい

無理をして感情押し込めたり嘘っぱちの気持ちで本当の気持ちを塗り固めたり
愛想や安請け合いを引っ張り出したり
面倒な時もあるけど
頑張れ 頑張れ
キミはキミなりにその汚さをきれいに彩色すればいい
でも決してきれいだとは言わないで
飾られた気持ちに見えてしまうから
ただ汚さを隠して見えなくすることは卑怯だけど
そんな顔ぶら下げて街は歩けない
だから少しゆるしてね
僕らしく笑って歩くために

気持ちを曲げたり気持ちとは逆に動いたりしなきゃならない悲しみを背負いながら笑えやしないけど
なるべくなら気持ちに正直に生きたいけど
いつもそんなふうには歩けない僕をゆるして
笑顔をおしえてくれたキミには悪いが一生のお願いだから!

2008/12/26 (Fri)

[3396] 笑顔のバルブ 涙のバルブ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


心の動力室の涙のバルブがゆるんでるから僕は泣いてしまう
溢れ出した涙 ドバドバ

その隣にある笑顔のバルブはこのままじゃさび付いてしまい
動かなくなるんだ
もう笑えなくなってしまう

涙のバルブを今こそしめましょう
泣かなくても悲しみなんて笑い飛ばして笑いあえるような人に出会えたから
笑顔のバルブが錆び付くまえにほらキミよ バルブをひねって笑わせてよ
そのストイックなジョークで
僕を笑わせてよ
お得意の変な顔で

自分でも嘘みたいに笑えてる
本当 嘘みたい
本当 僕じゃないみたい
不思議と喜びをありがとう
代わりに愛をくれてやるよ
生意気に笑う僕にキミはもらっといてやるよと言い返した
そんな場面が僕を生かす
そんな時間が僕を笑わす

いつもぬ

涙の元栓 きゅっとこれ以上動かなくなるまでしめたならさあ笑おう
またうれし涙は流せるから大丈夫だ
涙を流さない代わりに笑えれば一番いいのにね
難しい問題さ

でも涙は絶え間ないものだから
気持ちしめたつもりでも泣いてしまう時もあるから
自分を責めずにその時は素直に涙を見せなさいな
キミは大丈夫
弱くなんかない
つよく生きるってことは涙も必要だから
すぐそばに置いておこう 悲しみひとつ
そう思えた日こそ本当の僕のはじまり。

2008/12/26 (Fri)

[3395] タヌキ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

空に輝く夢という理想の太陽をめざして
遠い空に手をガッとおもいきり伸ばす
背を伸ばしながら成長してゆく草花みたいに
僕らはそれぞれが色々な才能という力を宿した一輪の花
ひとつとして同じ花はないから
誰もまたとない奇跡の産物なんだよ
ほら気づいたんならせめて笑ってみたらどうだい

僕らは絶え間ない悲しみを小さな体いっぱいに詰めて生きている
そのために重い身をふるわしながら歩いてるけなげな生き物なのです、そのために他(た)の動物を傷つけることもゆるされてしまう、泥だらけの自由の中で息をはずませる
不安も切なさも全てが自分の栄養になり力になるけど
悲しすぎて悲しすぎて人は喜びや楽なことばかりに走ってしまう
なかなか思い通り太陽には近づけない
遠いまま ずっと見上げるしかない
そんな人生は悲しいよ
やっぱり生まれてきたからには好きなことして死にたいから
もう枯れたような気持ちは捨てるんだ
皆々様よ

はるか上空に広がる青を見上げてみよう 目をわざとそらさずに
太陽を探してごらん
忘れてないか
夢などもう幻か

たくさんの種を誰でももっているのにもったいないよ
花を咲かすためにその種はあるんだから
ほら目を覚ませ 僕の想いよ
立ち上がれ 足腰!
燃え上がれ 闘志!
湧き上がれ 情熱!
巻き上がれ 熱気!

方位磁石の赤い針は南を示してる 太陽の国
今、想いは天高く羽ばたく翼となる
イメージは風になって僕を飛ばす
夢を叶えたいと願う勇気と歩き出す根性という根っこが大地に僕という名をはりめぐらす
空も大地も征服できるさ
テリトリーはこの世の全て
空を飛ぶ鳥になりまた大地にデンと根を張る木となる
僕っていうキツツキは社会という木の中にあるありとあらゆる可能性を匂わす虫を食べる
ポンボコポン夢を叶えるため僕はなんにでも化ける化けタヌキになるのさ!

2008/12/26 (Fri)
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