詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
この道はどこまで続いてる?
そしていつかどこで旅は終わるのか?
なにかを求めてなにかを探して
僕ら そのために生まれてきたとしたならいったいなにを求め探してるんだ?
さよならの知識だけを不必要な情報としてしらされたまま
僕らは時おりその事をすごくすごく悲しく切なく思うんだ
幾度も重ねたちっとも眠気がこなくて眠れない深い夜
そしていつもと同じように決まってそんな夜には出ていた三日月
気をつけてないと吸い込まれそうなほどの闇
その向こうに見えたいくつもの儚い幻
泣きわめく子供さえあめ玉を与えればだいたいは短時間で泣きやむ
汚れきったどこぞやの水でさえ蒸留を繰り返せば飲めるようになる
だけれど始末のない僕はなにをしたって今の僕から変われない
もう一歩さえ進めない
確かに時間は進んでるけどいくら時間が進んでも僕の心の成長はあの日から止まったまま 無駄に時計は回る
子供の姿の僕はずっと過去の道の途中に影を残してここまで来てしまった
置いてきた自分を探しに行くにしても戻る道を僕はしらない
ずっと ずっと どこまでも続いてく道
ずっと ずっと いつまでも続いてる空
ずっと ずっと 果てしなく続いてた夢
広がった心 その数だけ苦しみもあった
確かな色は鮮やかに染まり今も僕を呼ぶ
そう変わらないあの声でやさしく呼ぶよ
パレットのうえにしぼりだして新しくて古い夢の素
響かせて 綺麗に混ぜながら懐かしい思い出の色をつくる
名前さえしらない地図にも書いてない記されてないはずの僕のふるさとはもう今はない 昔の話さ
思い出の中だけで進むストーリー
時間はその中だけで存在する見えない掟
街は人々の営みを記憶する様に
今まで通りの生活を繰り返す白と黒の街
世界はやがて道の向こうに朝陽を描き
僕を連れてく あの向こうへと
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ただ君を愛してる
それだけしか言えません
それ以上言えば嘘っぽくなるから
ただ君を好きなだけ
それだけだけど許してね
それ以上の言葉はきっといらない
それだけで僕らは愛せるんだよ
これ以上愛しどころないくらいに
満たされた心
たばこの煙が舞い上がってゆく途中で消えた 僕らではゆけない空の上に見えないけど きっと行った
ガス欠の車を見つめて途方に暮れる僕は汗を拭いながら
しばらく考えたあとでその場にへたり込む
仕方なくその日はけっきょく休みをとった
そんなふうな出来損ないの毎日でも
僕は愛したいなあ
そして君を愛す
ただ愛したい
君を好きだから
ただ抱きしめたい
そうさ ただ
それだけ
それだけさ
それだけに重くて
それだけに深い意味があるんだ
短ければ短いほどはかない命が宿る まるでセミの一生みたいだ
言葉だけ君に伝えたい 抱きしめたまま
返事など返らなくたって
僕はわかってるさ
何もいえない君の胸の中
ああ わかってるさ
そしてけっきょくいつもと同じラストをむかえる
終わりの時も
始まりと何ら
変わらない僕で
そして そして
僕はもうおきまりみたいに君を 君を愛すんだ
そして そして
君はなにもいわないけど やさしい涙ため込んで
僕の背中に手を回し僕より強く抱きしめるんだ
だから僕も負けじと君のこと さらに強く痛くないほどに抱きしめる
それの繰り返し
ちっぽけな出来事に涙する 似た者同士の僕らだから
馬もパズルも合うさ
何故かわからないのに眠れない夜…
そんな夜だってあるさ
理屈ばかりがはびこるから見えない気持ちはすぐに埋もれてしまうから
僕だけは君のこと
できりゃ ああ 違うよ
ぜんぶわかってあげたい わからせて下さい。
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うれしいことがあった今日を下書きにして
明日もまた描いていけたなら良いのになあ
何故か無理なんだね
悲しいことがあったならかき消せる消しゴムがあったらいい
そしたらすぐに僕ならばかき消してしまうんだ
せつなさ残らないように
後に引かないように
無理な願いばかりが増えるほど どれだけ自分が非力なのかその無力さを身を持って知るんだ
下書きに出来ない日々はずっとつまらない
けれど下書きに出来たところで 目に見えた今日もまた退屈なのかな
どんな世界なら
どんなルールに縛られた世界なら
僕は満足なんだろ
欲望ははるかに自分が思うよりふくらみすぎて 望みすぎて仕方ないよ
そういうもんだと
そういうもんだと
割り振りながら
生きていくしか
僕ら仕方ないよ
今日を下書きに
今日を下書きに
今日を下書きに
今日みたいな日をずっと残しておいて下書きに
きっとつまらないだろう
出来ないのならそう思うことで欲望から突き放すしかないよね
だから もう
欲望は禁猟区へ
だから もう
欲望は禁猟区へ
涙 ポタリ
ページを濡らす
滲んだ直線
歪んで面白い
そういうもんさ
自由過ぎなくてよかったこともあるんだ
一歩間違えば楽しいことも退屈なんだよ
すごく
出来ても出来なくても
あほらしい願いさ。
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飲みかけのジュース それは始まりかけた近くて遠い悲しみの足音が近づく合図
半分くらいになってから回り始めた絶え間ないこのせつなさ
最後の一滴になってからはもう一言さえいえない 終わりだけは許してね、独りよがりな時間だと理解したうえでの自分へのいたわり
産まれてきた子供に君はいつか時間を使いきったら死ぬんだぜって伝えられるのか?
そんな事伝えてもきっと幼すぎる子供はただあやしてほしくて純粋な瞳でこちらを見つめるだけ
大人みたいになにかと疑ったりその奥にある疑惑を見透かそうとしたりなんかせずに
必要のない笑顔 それでも浮かべたい そのわけは あえて
いわないでいいよね
僕の中に光り輝く星よ
天までこの思い
出向けぬのなら届けて
神様への気持ち
そのすべて
何年かかってもいいから
頼むよ 君だけが僕の希望
その光なんだ
僕というストーリーその途中のページでやがてかき消される
失敗作みたいな人生に悲しんでたってきっとだれもシカトさ
だからこそ
光が欲しい
だからこそ
希望にすがりたい
僕は1人願う
この果てない空へ
僕は1人祈り
流すんだ あの空に
笹舟を流すみたいに
光をひとつにして
この場所に
今までのすべての時間を飲み干してしまう前に僕に本当の幸せを一度でいい
見せておくれ
一瞬の永遠になる前に
スローで見たいよ。
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一日が始まって終わることを繰り返す数値を求めたところで意味はない 意味がない
幻または無駄なことさ
夢見る信天翁の歌声を聞きながら 芳醇なワインの香りを楽しめる僕はもう大人
君のことさ
夢見る信天翁
夢見る信天翁
夢見る信天翁っ。
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ちっぽけな笑顔じゃ君は喜ばないから
恥ずかしがって隠したほんとの気持ちの中に手を伸ばして
掴み取った思いをまず伝えるべきだね
それでもときどきなぜだかいいたい言葉が詰まっていえずに一日中 ブルーって日もめずらしくないのさ
はじめて水中に高いとこから飛び込むようなちょっとこわい事を自らするのは勇気がいるよね
だけど ノンノン
だからこそチャレンジする意味 発見する意義はうまれんだ
伝えたい 伝えよう
この気持ちが嘘じゃないなら 君に伝えてだめならだめですっきり吐き出せばいい
だめだったらその失敗を次につなげるんじゃなく次に生かして今度は女の子から見てかっこよくて頼りがいのある僕で挑めばいい
それ以外の理由ならもっと研究して
とりあえず若い今は急がずに有り余るほどある時間の中で
歳と体力がゆるす限り何度も何でもトライさ
だから恋にはまだお別れできないよ
あきらめられないよ またアタックしたいんだ
一人の人に絞らなくてもいいからさ
さよならだけはしたくない
いつでも見えそうな気がするその向こうにあるチャンスと可能性に賭けてみたい
確かめたい
信じてみたいんだ
隣にいる君も君も
応援してくれ
運悪く友達の位置にいるみじめな人たちよ
キープインダウンオーアップ
繰り返す 感情の波
恐れながらも再び結果の知れぬたまごを選んで割ってみる 膝で踵で机の角で
一秒ずつ違う僕になるからすれ違う誰かの好みによって変更の利く僕はまるで遠近両用メガネみたいに全く飽きのこない役者だ
星が流れ夢を束ね今まで描いた日々を重ねてひとつの絵にして題名つける
完成にはまだほど遠いけれどいつか出来上がるさ
僕っていう恥ずかしいくらい欲張り過ぎて満員ストーリー
完成して喜んでる頃には好きな人の1人もいるのかな
ねぇ未来の僕よ?
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人生という本の読者は口を開けば愚痴ばっかり 野次の嵐
それは僕自身だよ
人生だめにするのもそれを読んでワガママ言うのも
自分の思い、勝手さ
それぞれがそれぞれの描く世界を読む世界
でも、忘れないで
いつでもそれを書いているのは自分自身だって事
だから後になって悔やむのも仕方ないんだよ 自分のせいなんだからなあ
北北西の空から
夕闇が迫る日
西南西の雲はもう
たれ込めている
もうすぐ雨でも降ってきそうな予感だ
真っ裸の心を映し出す
描けばそれは確かに現実になるけれど
出来ることはどうせ限られてる
どうせ どうせで過ぎてく他愛もないほど安上がりな日々
回りくどいくらい
遠回しにいうやさしいだけの言葉
今僕は砕けるほど
抱きしめて 抱きしめて 光と戯れる
あそこにいるはずの君と恋を始めていった物語は終盤になること名残惜しむようにまごまごしてた
まるで今ではそれも遥か過去の話
そこは恥ずかしさのたまり場さ
海を広げ 道を開き
人はいつから違う異性の人と愛を歌うようになったかを問う理由は果てしなくたかがこの世界の駒である僕には口にすることさえおこがましい疑問さ
育みあった世界が僕に光をさしだす
養分を送り込めるように
日当たりのいい部屋と窓辺を選んで
太陽は待ってたようにそこにさすだろう
青みがかった食べかけの熟したトマトのようなおさがりとして僕に回ってきたつぎはぎだらけのリサイクルショップの人気がなくて売れないコーナーのカゴの中のCDみたいな置き去りにされた日々
入れる穴をひたすら幻と皮肉りながら手探りに探す
ボタンの取れたかった無駄に厚手のトレンチコートの乾き加減と似たようなものさ
タグ付きの出逢いなんてもう始まらなくていい
片隅のまた片隅で唄う
大好きだから僕のこの声をどこかで気づいたら拾っておくれ。
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いくら考えても願った憶えなどないのに
何故か生まれた僕だけど
生まれて"しまった"とは思わないんだよ
いくつ夜を数え
いくつ朝を迎え
いくつ闇を光に変えて
いくつ星に願い
いくつ歳を重ね
いくつ強さ勇気にする
今から何十年経ってもたとえ何百年生きられたとしたって
今日と全く同じ事繰り返してるような気がしてる
永久の命がある世界ならそれはそれでたぶん人は世の中の事知りつくしてしまい退屈すぎて永遠の命と時間を憎むからさ
人にとっては知識とは欲望の次に人の情緒を安定させる麻薬みたいなものだよ
だから今の世界がいちばん 理にかなってて正しいのさ
神様の決断は間違いじゃないんだ 今までさんざんコケにしてたけど
この世から消えるあかつきには神様の通信簿にはなまるを書くんだ
神様よ すまない
僕を許してください
見返りなど もう
なにも求めないから
なにかを欲しがりすぎて
そのなにかが永遠だとしてもその中で感じる苦悩は無限って事だ
死ぬことさえ出来なかったら生きたくなかった他人にははた迷惑だろう
生きたいって人ばかりじゃないはずだから
永遠の時間の中だったって
同じだし
痛みだってかならず いつかは長くも短い夢から目覚めるように意識がなければ一瞬ですぎてしまう時間と同じようになくなる喜び感じてたいもの
永遠が無くてよかったんだ
永遠じゃ無くてよかったんだ
ほんとによかったんだろうか
ほんとによかったんだよね
ああ 聞いてるかい?
天の神様のいうとおり
この指とまれ 大好きな人の手
仲間に入れて
家族っていうぬくもりの中へ
体内のような
血の流れみたいに温かい夢の中へ
僕も入れて
永遠などもういらないから
お代わりしたいのは山盛りのご飯でもなくありふれた幸せが続くただ同然の日々さ。
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これから流れてくいくつもの時代の多さに比べたら
少ないくらいだ
僕の生まれてから死ぬまでの生きる時間
まだ人生は始まったばかりさ
地球はまだ出来たばかりだろ
地平から昇る朝陽が世界を照らしてる
無邪気なままの君の顔と淹れたての珈琲
それだけあればいいだろう
ドライブしないか? つまらないドライブ
僕と君次第でおもしろくもつまらなくもなるだろう
果てしなく続く道の向こうへゴーインナウ
突っ走れ 僕の思い
世界を超えて 超えて 超えて また会おう
この場所で
思いを結びあおう
重なろう
この場所で
終わりの日に
すべての記憶を束ねて神様に返す日まで。
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ひどくおどけて舌を少し出した
君に一目惚れをした俺を責めないで
周りからはどうして僕なんだよって声
うらやましいって光線を浴びた視線の的さ
余りに熱いからその熱で溶けちまうよ
まるで 夏の君の顔
いろんな表情をしてる
めくるめく時の渦
それは いつか描いてた理想にしてたありのままの君さ
まさに運命の人と夢みてたその人
デッサンするように
スラスラ 日々が来て
過ぎ行くよりも速く
今日から明日へ変わる
なつみかん かじりながら
皮もむかずに
ぼんやりした夏の頭
まるでなつみかん
ツルツルのスポーツ刈りさ
そんな話を数分した後飲むんだ
バケツみたいなひとつのコップで
トロピカルジュース
恋の 恋の
トロピカルジュース
君とまた今年も飲みたい
あの店で
あの席で
あの日のように飲みたい
さよならの切なさと
始まりのドキドキ感
つれながら来るのさ
今年もまた夏は
涼しげなリズム奏でながら
暑苦しさも君がいればいくらか和らぐ
伝えたいよ 行こうって 今すぐ
電話越し
切れかかった
充電が切れる
何十秒の間で
なんの話が出来るだろう
確かめるのもばかばかしかったから
素直に充電してかける
君にコール
待ちきれない僕はいち早くトロピカルジュースを右手に君が出るのを待つばかり
そんなばかばかしい夏のある日の出来事
ばかばかしいようでなんとなく大切なメモリー
やがてそんなふうなくだらない一日がまとめて光に変わる
夏に限らずに
すべて すべて すべて
トロピカルジュースみたいにたくさん混ざった思い出ならきれいなはずだ
僕に届く
きらきら光る
ちょっと早い
夏のお歳暮
中身は秘密さ
受け取った僕と贈った君だけが知ってる
恋のお歳暮 夏の定番。