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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[884] 夜を越え朝を待つ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夜を越え朝を待つ
長い長い夜を飛び越えて
僕は今朝にいる
そうして明日も明後日も
朝と夜を繰り返す
それがたとえ人生最後の日になるとしても
何ひとつ変わらずに
朝と夜を繰り返す

夜を越え朝を待つ
薄目で見上げる夜空に星が流れてく
それはもうゆっくりとのんびりと
時間は少しずつ少しずつ
空を朝の色に塗りつぶしていく
それはもう瞬間的に疾風のように
大人への塀の上を歩く僕を大人にしていくだろう

そうして僕は
夜を越え朝を待つ
気だるい朝も
寝苦しい夜も
食いつなぐために
僕は今日も朝早く
稼ぎに出る
一抹の不安と
一抹の希望を
胸にひそかに抱いて。

2007/04/06 (Fri)

[882] 深呼吸
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


深く深く息を吸い込めば
気分が晴れるさ
両手を広げて見上げた先には何処までも続く青い空
今、僕は上手く生きれてるのかな
それは定かじゃないけれど
今、僕はどちらにしろ生きてるんだ

悲しい出来事に肩落としても
忙しい日々に涙しても
明日は当然やってくるから
どうか僕よ
希望(ゆめ)を捨てないで
この胸にいつまでも持ち続けて歩いてこう
地球の果てまででも行くような気持ちで
歩いてこう。

2007/04/06 (Fri)

[881] 約束事
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


あなたを心から愛すること
それが僕の役目

あなたを幸せへ導くこと
それが僕の仕事

そして

あなたと共に人生を生きていくこと
それがあなたと交わした約束

あの日大勢の前で誓った
この世界で最も
大事な大事な約束事だ。

2007/04/05 (Thu)

[880] 人生に捧ぐ一つの詩〜後半
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


特別目立たなくて良い
広い花畑の背の高い花の下に咲く
ちっちゃな花だってかまわないから
どうか少しだけ少しだけでも誰かの心に届けば良いな
そんな風に想いながら
僕はこれからも
そして何歳になっても
詩を書くよ
大切なこと
いつも胸の中に宿して
詩を書くよ
自分のため
誰かのため
そして愛する人のため
僕は
詩を書くよ。

2007/04/05 (Thu)

[879] 人生に捧ぐ一つの詩〜前半
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕という詩人が明日また明日と日々を重ねる
それと同じに詩も上手くなっていく
歳をとる度に
詩の書き方も世界も変わっていくだろう
でも何歳になっても
詩を書きたいという
この気持ちだけは変わらずにありたい
時に誰かのために
時に自分を戒めるために
僕をこの先もずっと詩を書いていくだろう
そして何よりも大切なのは
楽しみながら詩を書くことだろう
だから僕も楽しみながら
時に誰かをやさしく愛するような気持ちで
時に自分をきびしく叱りつけるような気持ちで
僕は自分という人間を一つ一つの詩に閉じこめたい
そして果ては自分の人生そのものを現すようなそんな詩を書きたいと想う

そのために僕は何度だって
失敗と挫折を繰り返し
挫けて転んで涙する
それでも
夢へと一心に向かってひた走る
何事も同じなんだ
詩を書くのだって同じなんだ
だから僕は失敗や挫折を何度だって繰り返すんだ
上手くなるために
少しでも読む人の心に暖かい灯をともせられたら良いなと想うんだ

追い求めるのは完ぺきじゃなく
少し何かが足りないような
それでも人間らしい
暖かでのんびりとした詩を書きたい
そして時に誰かの背を押すような
時に励ましたり
心をふるわせたり

2007/04/05 (Thu)

[878] 夕陽の色はやさしい色
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


何てことはない普通のことなのに
何故こんなにも悲しいんだろう
何てことはない思いつきで書いた歌で
どうしてこんなに泣けてしまえるのか

僕は日に日に大人になっていく
そして自分が子供であったことなど
もはや懐かしがる余裕すらなく
忙しい日々に疲れ果てて
帰って寝るだけの
そんな悲しい暮らしの中でため息をこぼすのだろうか
そんな事を考えると少しだけ不安になる

どうせ大人になってしまうのなら
どんなに忙しかろうと
昔のこと
今この時を
思い出したい
そして涙を流したい
そんな思い出
そのためにたくさん作っておかなくちゃ
きっと遠くはないさ
もうあと少し
もうあと少しで僕は大人になるさ
だからそのために
今この時を
子供でいられるこの時を
大切に大切に過ごすんだ
大事に大事に生きるんだ

僕が今見てる夕陽
大人になってから見る夕陽
どちらも変わらずやさしい色でありますように
社会の冷たい風にふるえる僕を暖かく迎えてくれるように
ただ今は
信じるだけ
そして僕はただ
今を輝かせる
そのために一日一日を無駄にすることなく
後悔のない未来にするために精いっぱい今を生きること
ただそれだけさ
ただそれだけを忘れずにいれば良い。

2007/04/05 (Thu)

[877] 気づけばいつも
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


そう気づけばいつも
悲しい出来事が僕を悩ませ涙させる
そう気づけばいつも
窓の外やりたい事もしてないままで日が暮れる

それはもう一瞬のことのように
僕を明日また明日へと急かすんだ
悲しい出来事に見回れる度涙して
沈む夕陽を見ただけで胸が熱くなる

どうしてなのか
理由もなく苛立って
理由もなく涙して
思い出しただけ
それだけで腸が煮えくり返る気持ちになる
遠い日の
それはもう遠い遠い昔のことを思い出しただけ
それだけで涙が止まらなく溢れてくる

嗚呼
そして今日も夕陽は当たり前に窓の外
赤く空を染めあげて
沈んでいく
嗚呼
そして今日も僕は理由もなく涙を流す
遠い日の出来事を
まるで昨日のことのように
懐かしく思い出す

失ってはじめて
わかる独りの淋しさ
なくしてはじめて
気づく愛の大切さ
僕は今ヒシヒシと感じてる
僕はいつもこの胸で感じてる

そしてもう戻らない
あなたの面影を抱いて
今夜も 眠りの中へ
クッションを抱きかかえて 夢の中へ
涙を瞳にいっぱいため込みながら
君の居ない明日へ
僕は行く
君の居ない世界へ
僕は行く。

2007/04/05 (Thu)

[876] 月夜のカエリミチ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


帰り道をそっと照らす月明かり
それは儚く
そして切なげだ
それでもとても暖かくてやさしい明かり
それだけでなんか
いい気分になれたりする
それだけで何故か
幸せな気持ちになれるんだ
もう少し
もう少し
此処で月を眺めていよう
そっと微笑んで
ネクタイを解いて
鞄にしまった……。

2007/04/04 (Wed)

[875] 眼差し
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夕方間近の街はもう寝静まったように
息を押し殺して人波だけが絶えずあふれていた
昼間の街とは思えないほど不気味なくらい静かだ

夕闇がもう迫ってきている
遠くで工場の白い煙が空高くまで立ち上っている
靴のつま先でタバコをもみ消した
もうすっかり暗くなってしまった街
小さな灯りが儚げに揺れた
吹き抜ける風は僕の知らない世界の出来事を
涙を 笑顔を 幸せをそっと独り言を言うようにささやいてる

愛する誰かに向ける眼差し
憎んでる誰かに向ける眼差し
自分と向き合うときの眼差し

僕は偽りも裏切りにも瞳を向けてきた
憎しみを知り
そして愛を知り
君という人の温もりを知った
このカラダで
この鼻で 口で 耳で
僕のすべてで
君を愛した
そして僕は愛する意味をはき違えて
君の命を摘み取ってしまった
気づけば
真っ赤な花がそこに横たわって
僕は… 僕は…
目が覚めたように君を抱きしめ
泣き叫んだ
己の過ちを嘆き
そして悲しんだ。

2007/04/04 (Wed)

[874] 『無題C』
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

昨日から今日へ
今日から明日へ
明日からその次の明日へ
日々は続いていくだろう
それはきっと変わることはないだろう
ずっとずっと続いていくだろう

人は生まれ
そして死んでいく
同じ時の流れの中で
僕らは生きていく
ずっとずっと同じ様に続いていくだろう
そして今日も何処かで誰かが死に
誰かが生まれるのだろう

それはきっとずっとずっと
僕がこの世界を抜け出しても
それはもう限りなくずっとずっと続いていくだろう
昨日から今日へ
今日から明日へ
その先の未来へと続いていくだろう。

2007/04/04 (Wed)
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