詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君の声を聞かせておくれよ この僕に
すべての悲しみ どんな出来事も忘れさせてくれるその声を僕に聞かせておくれよ
心の奥底にある本当の気持ちに気づいた今
もう隠す必要はないから
僕に見せてくれよ
君のすべてを
そして驚かせて
君のすべてで
ある日 地球の中
ありふれた今日の中
出逢った僕ら
今 思えばとても懐かしい 恥ずかしい
でも ある日があるから今がある
そしてこれからがある事 わかるから僕は進む 運命通りにこの偶然 最大限利用して
君のすべてを手に入れたい
君にすべてを捧げたいのさ
まずは手始めにこの唄を聞かせてあげたい
できたてアツアツのラブソング
やけどにご注意を…
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悲しいとき嬉しいとき流す涙はどこへ流れていくのかな
気になるけれど追えない
だから悲しいとき嬉しいとき行方も聞かれず聞かず涙は旅立つ
風のように
ただ名残を胸に咲かせて
それにぼくらはなにも文句ひとつ言わずにさよならさえ言わないでいるよ
涙は 涙は 人の記念すべき場面にかならず寄り添うのにありがとうさえ言われず涙もそれを望まずただあたりまえのように涙は消えるよ
今日も僕の瞳から出ていくよ
影も残さずに
憎いような愛しいような涙
死ぬまで君だけは寄り添ってくれるのか
うれしいけれどやっぱり悲しいな
イメージすれば
未来を
悲しくうれしい涙
あたたかく冷たい涙
混ざり合って
ミックスされて
僕を染める マーブル模様で
そして涙は行方もしらせずどこかへ消えてく
意味も存在も大きいのにかっこもつけず
ただ役割を果たす
そんな涙が僕にはあこがれの的だった
今も
旅人のようで
好きだったんだ
なぜか
僕もそんな旅人になりたいと思うのさ
悲しくしておきながらさり気ない喜びを置いていく
粋なあいつに感謝の言葉を言いたいのにいつも気づきゃ眠りの中
目覚めれば僕の顔には跡形もなく消えていた 涙…
悲しかったよ
お礼が言いたかったのに…
また次の機会で…
繰り返す 後悔の日々
涙には遠いな
ますます尊敬するよ
涙の旅人…
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なぜこの世界でいちばん好きな君のことを僕は傷つけちまうのかな
ほんとうをいえば今すぐにでも君に謝りたいのになぜか気持ちは裏返しさ
あの日 僕らは出逢っていつの間にか一緒にいるのがあたりまえになって
いつしか一緒にいない日なんかないくらい隣に君がいるのが日常になっていたのに
一緒にいても会話もなくてそんなんじゃいないのとなにも変わらないよ
それなら別々にいた方が幸せだと思うほどで
心の距離が永久にも感じたから僕らはもうおしまいだと気づいてしまった
この世界でいちばんに好きになった人ってもしかしたらこの世界でいちばん愛し合えない人でもあるのかもしれない
初恋はまるで人魚姫のようにおたがいが恋の正体に気づいた瞬間泡となって消えてしまうから
僕らがいくら愛し合っていたからと信じつづけてもそれは所詮終わった恋
悲しい過去
遠い思い出
地平線よりずっと彼方にある記憶
僕は今 ひとりきり
船を漕いでいる
名前だけの王子様
君は人魚姫だったんだね
そんなおとぎ話を継ぎ接ぎのように悲しい記憶にふたをする
もうこれ以上
涙があふれ出さないように応急処置をほどこした
それでも
それでもね
忘れられないんだ
ほんとうなんだ
だって君はいちばんいちばんに僕の心に光をともしてくれた人
忘れられるわけがないんだ
わかってるのに
でも君はもう憶えていても悲しくなるだけの人
それでも思い出は思い出すたびいつでも僕に優しく微笑む
だから思い出のひとつひとつ僕はたどるんだよ
忘れられないならそのままいい思い出に変えようと行方を追うように悲しい中に光を見つけようとしてる
人魚姫… 今もどこかの海を泳いでるかい?
その美しい瞳
変わらない心
誰かと甘い恋をしてるかい?
僕は君をうらんでなんかいない
優しさをありがとう。
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涙をただの鼻水だと偽る幼稚なうそをつかねばならない君を僕は見ている
僕にはそれしか
それしかできない
そんな自分が殺したいほど憎くて恥ずかしい
とても恥ずかしい
だから
湧き上がる怒りと自己嫌悪
繰り返すわがままな自己嫌悪
変えようと思えば変えられるのに
変えない僕はきりもなく僕に自己嫌悪
自分ばかりのせいにしてすまそうとする自分に自己嫌悪。
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雨が降る日は
傘になり
晴れた日には
ともに遊ぶ
曖昧な曇りの日なら僕が君の分の傘をもち
月の出た日は寄り添いながら静かに見上げる
そんなふうに人を愛したい
そんなふうな時間を誰かと過ごしたい
その誰かがいるならば
この先あらわれることがあるならば
めぐりあいがあるならば信じたい
僕は今
逢いたい
そんな優しい誰かに
今はまだ
眠りの中
姫は夢の中
まだ奇跡は準備中
わからないさ
まだ僕は若い
そうだと信じたい
これからがのってくるんだって
そんな小さなたわいない希望にすがりつき
僕は悲しさやさびしさの口を必死になって塞ぐ
今にも叫び出しそうな感情をためらう
そんな現状です
僕は今 僕の今。
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今日はたまたまついてなかった
それだけだったと笑うがいい
笑うが勝ちよ
あっぷっぷ
どうでもいいやと眠っちゃいなさい
どうせすぐに忘れるよ
大したことじゃないかぎり
いつまでも引きずるのはあとあとの自分を苦しめる
そんなおろかな事はやめましょう
悩み苦しむくらいなら忘れてしまいなさい
きっと今日は
そうだよ 今日は
たまたまバッドデイ
運がなかった
ツキがなかった
そんな日もある
めずらしくないよ
気にするな
明日は晴れるかも
それより前向きになろうぜ
ばかばかしいから
後ろ向きばかりの人生なんて
だから グチも文句もガマンしないで
道ばたにでもこぼしちゃいなさい
僕がゆるそう
僕よ
誰がゆるさずとも
僕がゆるそう
世の中にゆるして欲しいなんて思わないから
自分にさえゆるしをもらえればいいんだ
だから悪いが僕は急ぐよ
世の中なんかじゃ一生たどり着けない夢みたいな場所へ
僕にいちばん似合わしい場所へと
見えない翼
はためかせて
ムダにかっこばかりつけたりして
バッドデイ 抜け出して希望ある明日へ行くよ 行くよ 行きたい
行けども行けども
壁ばかり
永久にも続きそうな
道ばかり
それでも進むよ
探し続けるよ
僕はきっとそういう旅人だから
いいことばかりじゃない
でも悪いことばかりでもないはず
だから急ぐよ
そんな明日へ
僕は急ぐよ
たまたまなんかじゃ煮え切らない思いだからそんな確率もなにもわからないものに左右されなくていいムリのない世界へ行きたい
悲しいほど
願うから
涙は今も止まらない
そんな世界
ありはしない
ずっとわかってた
言われなくても
人生に終わりがあることわかってるみたいに
きっとそれも僕はわかってるけど。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
このぶんじゃ
このぶんじゃ
明日は晴れるだろう
こんな気持ちじゃ
こんな気持ちじゃ
明日は曇るだろう
いつでも気分次第で空模様は違って見えるんだ
見た目じゃ晴れてても
気持ちが晴れなければ
空が晴れてたって意味はないのさ
空も気持ちもどちらも晴れてはじめて輝く笑顔だから
太陽だけギラギラ輝いててもむなしいから気持ちが晴れない日はカーテンを閉めてどこにも行かない
でも気持ちだけ
気持ちだけでも
晴れていれば
なんだか
なんだか
気持ちがいい
だから 願う
明日は晴れるだろうと
どんなに天気予報が雨を告げてても僕は信じない
かならずお日さまは僕を照らしてくれる
大丈夫さ
いつでも見えない視界だから
天気予報士になんかにはわからない
わからないんだ
だから 僕は 大声で言います
明日は 世界中
明日は 全国的に晴れるでしょう
明日は 全国民
明日は 全生物の顔に笑顔が咲きます
そんな大それた願いさえ歌うよ
だから
きりもなく
希望に満ちあふれた言葉だけを歌う
その名も
その名は
明日は晴れるだろう
確実に
絶対に
明日は晴れるだろう
予想じゃないよ
これは予言じゃないよ
予想や予言を超越した断言だよ
身を守る傘など放り投げろ
小細工は要らねえ
着の身着のまま
無防備で
立ち向かえ 明日に
僕ならできると言え!
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映画のような日々は今日も映画さながら綺麗に終わりをむかえた
フィンなんてオシャレなラストをむかえたよ
雨の中 泣いて立ちつくす人あれば
雨の中 笑ってはしゃぐ人もいる
君の明日は雨
なれど笑うのか
さて泣くのかな
まあ どちらにしても風のように映画は明日も綺麗にはじまり終わるだろう
そこに乱れはなく
悲しいくらい
感心するくらい
予定通り 台本通り
事はすむのだろう
なんせ映画だもんね
たかが映画だもんね
逆らえるわけもなく
逆らうこともない
たかが
たかが
僕らは出演者
そうだ
そうだ
僕らはわき役だ
主人公は誰でも主人公
なれど主人公ばかりだから逆にいえば誰もが脇役だろう
そんな映画の中
今日も人工の雨に濡れ
大概なんでも予測できる機械まかせの街の中
唯一 自然的な自分を見るのさ
悲しくなるくらい短い命だ
でもでも自分を見るのさ
そらせないから
映画の中
映画の中
衣装を着替え
流行りという
流行りという
場面展開に
ハラハラ
ドキドキ
胸も躍る
やがて 終盤へ
終盤になれば終わるのは風のように…
風のように映画は悲しいリアルさだけ残しパッと生まれた時みたいに瞬間で消失する まるで手品だ
おもしろおかしい
映画のはじまりはじまり
拍手はないけど
そこにはいつも
言い様のない
笑顔と涙
寄り添うぬくもり
同じ運命(さだめ)の中を生きる仲間がいた。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
遠い昔 誰かがつくった知らない唄みたいに僕の心の中
聞こえている声はこの世界でいちばん大好きな人の声
今 確かに 僕の鼓膜を 心臓を 伝ってふるわしてるよ
それはどこか聞いたことのあるメロディー
不思議な不思議なメロディー
運命性のあるその完全な犯罪に僕は惑わされたまま
魅惑的な魅惑的な犯罪は僕を惑わしたまま
ずっとずっと僕ほどの名探偵をも疑わせずに穴は徐々にふさがれていくのさ
悲しいくらい
うれしいくらい
僕らは混ざり合い
やがて謎は真実に成り変わった
素晴らしく用意周到な犯罪者さ
君は僕を愛してるがゆえに騙したのか
そんな記憶すら風みたいに消えた今は幻同然なのに
なぜだ…このもどかしさは。
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苦しくて 悲しくて
辛くて もどかしくて
そんな気持ちにさえ逆らって老体にムチをうつ
そんな人の影
僕も見習って生きていきたい
みんな 苦しいのは同じだけど
苦しさの形が違うのさ
だから他人をうらやんだりするんだね
でもさでもさ違うよ
みんな 同じだよ
同じもの 違う何か
共通すること
見事にすれ違うこと
だから 喧嘩の火の手はあがるんだ
火のないところに煙は立たないんだ
だからだから喧嘩するほど仲がいい
そんなことわざに身をまかせてみよう
遠い昔 誰かがつくった名もない唄のような小さな希望にすがるように僕らは繰り返す
いつか吹き消すように幻と変わる命でも終わりまでしっかり生きてく
死にたくなって
逃げたくなって
もう泣きたくなって
それでも生きることから
今を見つめることから
逃げずにいられるのはきっと何かがまだ自分の命を引き留めてるから
まだ世の中に惹きつける何かが光ってるから
それは つまるところ
日常茶飯事であるからして別に変じゃない
生きることを狂うほど楽しんでるのにぬぐえない悲しみに泣くのはふつうさ
大丈夫だよ
僕だって悲しいのさ
死にたくなるほど
そんな気持ち とぐろを巻く夜には決まって満月が浮かんでる
そしてその冷たいような優しいような微妙な光に僕は照らされてる
幸せと不幸せの真下で雨に濡れたりキツい日差しに焼かれたり
光と影の狭間で希望に出くわしたり絶望に殴られたり慌ただしく生きる
そんな事してるあいだに人生なんて終わっちまうよ
グチや文句を言ってる暇などないんだ
だからいつまでも
変わらない流れ
変わらないオレ様
さすがの さすがの
日常茶飯事
退屈以上の退屈さをきりもなく ただ
新しい明日へも描いてく 単純すぎるゆえのデメリットが窺える。