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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[528] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕のすぐ近くで聞こえてる詩は
誰かのためにあるんじゃなく
自分だけに向けられたワガママな詩

風は何処へ吹いていくのか
聞いても答えは返らない
ただ風は吹いていく
理由もなく
自由に僕の心をすり抜けていくよ
了解もなく見えない風は確かに僕の前髪を巻き上げたよ

フュルル フュルル
今日も風が吹いている
窓をたたいてる
フュルル フュルル
仕事帰り 散歩の途中 ドライブ
いつでも風は人と共にある

淋しいとき
泣いてるとき
そっと慰めてくれているように
風は僕の涙を乾かしてくれるよ
朝も昼も夜も風は僕を裏切ることなく吹いていてくれるよ

ただ
フュルル フュルルと
今日も自由気ままに吹いているよ。

2007/02/17 (Sat)

[527] ユメヒツジ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


昔を懐かしむなら十分すぎるほどの思い出なのに
思い出すたびなぜか切なさこみ上げる
昨日に未練を残したまま
僕は今日にいる
行き過ぎていく時間を
ただ見送ることしかできないのが
どうしようもなく悲しい

人は最後には必ず死んでしまう
なら人は何のために生まれてくるんだろう
目的意識もないまま大人になった人は何を灯りに暗闇を進めばいいですか?

忌々しい
あの日の後悔
思い出したくもない
張りぼての青春
なぜそんなことほど忘れず覚えてるんだろう
バカに不思議で
実に不愉快だ
今思い出しても
腹が立つ

人生という
おそろしく長い
ユメをみせられているみたいだ
現実はいつか
幻みたいに
パッと消えてしまう
さっきいた人も
生まれたばかりの赤ん坊も
家族の幸せな時間も
何もかも時間は酷く奪っていく
まるで
すべてユメでしたとでもいうように

ユメヒツジよ
僕のこの退屈な現実という悪夢を
残らず食い尽くしてくれ
それがダメなら思い出せないように
悲しい記憶を思い出ごと食べておくれ
切なくなるだけの思い出なんて
何の価値もヘッタクレもないから

一生のお願い
聞いておくれよ。

2007/02/17 (Sat)

[526] 愛の名の下に
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今ある幸せに満足できないのはなぜなんだろう
こんなにも幸せだというのに
この心はどうして悪いことばかりしたがるんだろう

ため息混じりの憂鬱な毎日の中で
愛を見失わないようにお互いの愛を確かめ合う
こんなにつよく抱きしめても
この胸はまだ満たされないでいる
欲にまみれた日々の中でそんなことが頭にちらつく

もし叶うんなら
今すぐ
あたたかかったあの頃へ戻りたいのさ
戻れるものならとっくの昔に戻っているのにね
戻れないからこんなに悲しいんだろうな

愛の名の下に
永遠を誓った 今
もう後戻りなんかできないことに
気が付いたとき
己の愚かさに自分さえも疑ってしまう
今まで自分がしてきたすべての罪悪が報われるとき
それは僕が本気で誰かを愛せたとき

ちいさな
この惑星で君と出会ったこと
それこそが奇跡だということに
気が付いた
こらえていた涙が一気に溢れ出した
僕の中で満ちていく愛に
心から笑えたら
それが幸せの始まり
誰かを愛すことの
素晴らしさ
やっと気づくことができた
誰かを愛しく思う
素直な気持ちに
ありがとうをおくろう。

2007/02/17 (Sat)

[525] もどれない日々
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今この瞬間も
さっきの一分一秒ももう二度ともどれないんだ
悲しいことではあるけれど
大人になるためには通過しなくてはならない青春時代

生きることを苦しく思うなら
死ぬのを待てばいい
わざわざイタい思いをして死ぬなんてまっぴらだ

だから
今を噛み締めて
一分一秒と無駄にしないように
一分一秒を甘くみないように
僕は明日からもそうやって生きていきたい。

2007/02/17 (Sat)

[524] おぶってあげよう
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

まるで赤ん坊をあやすみたいに
とても 小さな小さな声で
でも しっかりとした声で
僕は言う
『うまくは言えないけれど君は僕にとってこの世で一番大切な人なんだよ。それだけは忘れないで…』

君が迷ったときは
僕は迷わずすっ飛んでいこう

僕のこのなよなよした背中だけど
君をおぶってあげられるスペースなら
無限大にあるのさ
だから ほら
遠慮せずに
僕に全部 全部
預けてごらん
僕の全部 全部で
君を守ろう
僕の全部 全部で
君を愛そう

お返しは求めない
僕は飽くまでも
あいつと君の
キューピットだから
それでもたとえ君が僕を 君が僕を選んでくれなくても
僕はやりかけの仕事を投げ出すような
男じゃないってことを態度で示すよ

だから
君は今夜だけ 今夜だけ
一夜限りの楽しい夢を見させてあげよう
お散歩へ出かけよう
許されない恋路に行き着くとしても
君が望むというなら
僕は… 僕は…。

2007/02/17 (Sat)

[523] おぶってあげよう
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


歩き疲れた君を
この頼りない背中におぶってあげよう
猫背のまんまで
俯いたまんまで
なにも言わないで
上ってきてごらん
泣いたっていい
弱いとこみせてくれていい
とにかく僕の背中を頼ってくれませんか…?

こぼれそうな星の夜に
まばたきのこの一瞬に
輝いてるまんまるお月様に
願ってごらん
幸せがほしいって
幸せになりたいって
そしたら
君の悲しみ
君のわがまま
全部 全部
僕があいつの代わりに背負ってやろう
あいつがうらやましく思うほどに
僕ら幸せになろうぜ
僕ら一緒になろうぜ
もう 一人じゃない
もう 淋しくない
もう 泣かずともいい
いいんだよ
ガマンしないで
吐き出してごらん
君の言いたいことも
何もかも
僕が聞いてあげる
聞いてあげるよ yeah

君のため息が
僕の心を震わす
君の笑顔が
僕の心を揺さぶる
君がただ笑ってくれるだけで
君がただ僕に頼ってきてくれるだけで
僕は… 僕は…
どうしようもない満足感をおぼえる

だから
君をおぶってあげよう
地球の裏側まで
地平線の彼方まで
名前も知らない惑星まで
ゆっくりでいい
よく考えな
ゆっくりでいい
慌てないで
僕はいつまでも待ってます
僕はいつまでも君が好きだから

2007/02/17 (Sat)

[522] コノハノ旅
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

水面に浮かんだ木の葉はどこへ流れていくんだろう
自由を探して
ここまできたのに
自由なことなんて一つもなかった

自分を捜して
そして迷って
僕は旅の途中で
弱音を吐いた
それでも僕は旅を続けた
何かを見つけるため
何かを捜し当てるために...。

2007/02/16 (Fri)

[521] お願い事
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

私が落とした涙がどうかつよさに変わりますように

私が浮かべた笑顔でどうか誰かを幸せにできますように

そして
愛するあなたの心を喜びで満たせますように

そう祈る真夜中
ため息一つ
吐き出した
白く淡い冬の冴えた空気に吐き出された
切ないため息
祈りのため息

どうかあなたに届きますよう
どうかあなたへ届きますよう
私は一心に寒空の向こう一人願う...。

2007/02/16 (Fri)

[520] 一歩前進
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


一歩一歩と大人へと近づいていく
そのたびに覚える期待と不安
心を揺さぶる悲しい出来事
迫りくる限りある時の流れ
今日という日も時間をかけて去りゆく運命
悲しいけれど
むなしいけれど
それが時の流れ

一歩また一歩と
未来へぼくは歩いていく
恐れと不安と少しの期待を抱きながら

そして
僕は未来の一歩を踏み出す
そして
僕は大人になっていく
生きていくことの意味もあやふやなまま
僕は答えのない日々を歩いていく
終わりへと向かうレールをゆっくりと
それでも確実に進んでゆく。

2007/02/16 (Fri)

[519] 二人暮らし
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


かなり大好きな君だから
僕と一緒に暮らす資格がある
とても大切な君だから
守る義務が僕にはある
すごく心配そうににいつも君にお節介を焼くのは
君が僕にとって命の二番目に大切なものだからだ

だから君は僕と生きていくにふさわしい人なんだ

ねぇ 何度日々を繰り返せば夢に近づける?
ねぇ こうして無意識の間に積み重なる罪にどんな罰が下される?

夕焼けがやけに目にしみるのは
きっと偶然じゃない
明日また明日と暮らしていく
何気ない一日の中にこそ輝きは隠れてる
変わらないからこその幸せ
変わってしまうことのせつなさ
すべてすべて胸にしまい込んで
泣きつかれた頃
眠る君を僕は君をいつものベッドへ運んでいこう
それだけでなんか
二人って感じがするんだ
だから一人なんかよりも二人になりたかったんだよ

だから
僕は君を選んだ
本当に好きな君を選んだ
君を選んでよかったよ
お目がね通りの二人暮らし。

2007/02/16 (Fri)
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