| 詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕はこの世からおさらばするその前に
未来を生きていく
また未来で生まれゆく
人たちにせめてもの言葉を残したい
それは
自分が納得するまで挑戦し続けること
弱音や泣き言は最後の最後までとっといてもうだめだと思ったときにみせること
そして
夢は絶対に叶わないと思っても
また叶わないと知っても持ち続けること
自分を振り返るのはそれなりの歳になってからすること
愛する人、守りたい人は自分以上に大事にすること
これを残して
私はこの世を去りたいです
『未来を生きる諸君に栄光あれ。』
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流れていく時の中で
薄れつつある色褪せた遙かな記憶
投げ出してしまった夢もやりかけの課題もそれらすべてが今なら光とよべる
僕らは常に前へ向かい歩いてる
その証拠に今日という日もいつの日か過去になるだろう
明日とその先を未来とよぶなら
今現在僕らが生きるこの時を未来とよんだ
遠い昔の人々
その人たちと同じように僕もいつかその人々とおんなじように過去の人間になる
きっと僕のことなんて覚えている人はいないだろう
よしんばどんなに有名だったとしても
いつかその人を知る人もこの世から消える
そんな風に人はその時代時代を生きていき誰しもが死という終わりと生という始まりを繰り返し繰り返し重ねてきたのだろう
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孤独は孤独
心はいつになろうと独身のまま
何処まで行こうと孤独以外の何物でもない
このまま生き恥をさらすくらいなら
僕はいっそこの無意味な命に終止符を打ちたい
だけど
君がどうしても
許してくれない
僕はまだまだ死ねないらしい
愛の呪縛が僕を縛り付けているから。
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見た目よりもずっとロマンチストな僕
だけど誰も気づいちゃくれない
ヒドいもんだ
でもいいんだ
君だけがわかっててくれれば
いくら嫌われたっていくらいやがられたって
君だけが知っててくれれば
それでいいんだ
僕は君の永遠のロマンチストであれば それでいいんだ。
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風が頬をやさしく撫でている
こんな風にたまにはぼぉーと
何も考えずにまるで大地の一部にでもなったみたいにただ風にまかせてみるのもいい
今日の空は相変わらずの青い空
夕方頃になればきれいな橙に染まる
こんな風に夢心地になって
一日中空をみてるのもいい
空もみるのも忘れていた
毎日をそっと潤すみたいに。
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君をこの掌より大きな愛で包んであげる
優しさの中に厳しさを隠し味に君を愛す
喚いても泣き叫んでも
終わりはいつか誰のところにも来るのだから
空を見ながらでも話をしよう
時が二人を変えたなら
いったい今の僕らに何ができるか
今更だけど僕なりに考えてみた
あの頃より
だいぶ大きくなった掌を見ながら
時が満ちていく音を聴いていた。
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右も左もわからずに
いきなりこの広い世界に産み落とされ
歩き続けてはや十数年
未だ解けないことだらけ
口にする愚痴の数だけ今日もため息
…誰かのためになんて生きることに意味はあるのですか?
……愛し合い、助け合い、いがみ合い、求め合う。その繰り返しになんの意味がおありですか?
道でふとすれ違う
そこいらのカップルに
問いを投げかける
返事は返らない
なぜなら言葉ではなく心の問いだったからだ
焦っている?
バカバカしい
焦ってなどいない
同情してやってるだけだ
勘違いするな
俺はそんな優しい奴じゃねえ
旅人の名は今のところ無い
あるのは今も変わらぬ
人間不信の現実逃避を繰り返す
そんなバカたれだということ
それだけだ
名無しの旅人よ
いつまでそうやって心を閉じているつもりだ
自分は自分に問いかけた
答えは未だ返らない。
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回る 回る 回るよ
回る 回る 回るよ
巡る 巡る 巡るよ
巡る 巡る 巡るよ
時代は季節とともに流れていく
振り返ることも立ち止まることもなく
ただただ突き進むのみ
与えられた時間の中で
与えられただけの時間内で
それぞれがそれぞれの思い出をつくる
いつの日かこの世からおさらばする日まで
止まらず君もループし続ける
回る 回る 回るよ
巡る 巡る 巡るよ
世界は際限なく
いつ止まるともなく生と死を繰り返させる
それが
ループということ
繰り返す
ルフランということ。
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あの頃の僕の心はガラス玉みたいで
冷ややかでつやつやしていて如何にも若いって感じだった
正しいことも
過ちすらも
無理矢理ではあったけど
素直な心で面倒なことにも打ち込められた
終わりのない冒険心を胸に抱き
一心不乱に青春を謳歌していた
今ではもう遠い昔のこと
時が経つ切なさに
どうしようもないことを知り
叶えられずに終わってしまった
夢も理想も手放さざる負えなくなった限りない挑戦も
今となればもうだいぶ出遅れで涙もでやしない
後はただ
ほろ苦い後悔だけが胸に残り
若かった日の微かな残り香が切なさを際だたせるだけ。
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最果てを求めて
人は思い駆り立てる
夢や理想を背負って見えない何かを追いかけた
あの日僕はなによりも輝いていた
無邪気にただ純粋に笑っていられた
遠きあの頃
限界までがむしゃらに走りつづけて
見えてきたのは名前のない不確かな答え
ただ 君のため
僕は生きていたい
そんな台詞を吐ける今では
あの日が恥ずかしくも思えてならない
それでも無意味だったとは思いたくない
それだけ
大切な大切な思い出なんだ
忘れたくない
僕という人間の朝焼け。