詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
痛みと快楽は紙一重
気持ちよさと気持ち悪さはスレスレ
触れるか触れないかの瀬戸際
でも全然別のもの
かみ合うこともかみ合うわけもない
そのお二方。
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暗闇は嫌いですか?
光がお好みかい?
暗闇でキスするより
明るいとこがいい?
なにも見えない場所よりすべて見渡せる場所がいい
悲しみも苦しみも暗闇ならなにも感じない
さあ僕と行かないか?
僕とそんな楽園へ
僕とそんな世界へ
きっと楽しいぞ
はしゃぐ笑い声だけがそこでは聴こえる
まるで悪夢のような素晴らしい極楽
暗闇サーカス
快楽の底へ
落ちていこう。
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僕の存在をだれよりも大事に思ってくれる人だよ
それは君だよ
「ありがとう」って何回言ってみても全然もらった感謝に届かないや
足りない気がするんだよ
自分よりも僕のことを心配して
自分のことより僕のこと愛して
そんな君をよそにその優しさに甘えてばかりいる僕は愚かだったね ばかだね
こんなにばかでなんの味気もない僕のことを愛してくれてどうもありがとう
あまりに信じらんなくて驚いているほどさ
だって だって
だって だって
僕は… 言い訳ばかり
そしたら君は私が愛してるあなたが自分のことをだめだって言ったら私が愛してる思いもだめだって事なのよ
消えちゃうのよって少し涙しながら言った
その言葉にあふれる涙
こみ上げる懺悔
僕の最愛の彼女は僕が思ってよりずっとはるかに僕をわかってた大人で僕はまるで子供だったよ
これから君を長い時間かけて愛そうと思うけど僕は君と同じ大人になれるように少しずつ君の隣歩み寄ってゆく
今はまだ心が子供だけどいつかいつかいつの日か君と並び立ちたい
最愛の人へ
絶え間なく日々は流れてゆく
このせっかくの時間を無駄にしないように1分1秒が勝負だね
言ってることとやってることがいつもちぐはぐな僕だけれど
それも少しずつ少しずつ大人の心で乗り越えてゆければ
言い訳ばかりでごめんね
我ながら救われないなあ
でもわかってね
この気持ちは本物だから
ああわかってね
今までもこれからもいつまでも最愛の 最愛の人よ あなたよ
だからお願いずっと僕の隣で生きていてくれますか? もう自分を卑下しないから大変だろうけど無理は言わないから
これからもどうかよろしく どうぞよろしく
僕は小さな声で君の耳元 囁くように言うのさ
それがまた可愛い
なんて君笑うからまた好きになる
きりがないね。
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なぜ僕はここに生きてるんだろう なぜ泣いてまでも立ち上がるのかな
生まれさせられた理由もきかされたおぼえはないけどなんとなく明日も生きていたい
きれいごとにきこえてしまうけど僕は明日も生きることが自分の生まれた意味を見いだすための近道と思いそこから意義を探す
永遠に咲かない僕という花は君も同じだから 同じ痛みをともなう
暗い宇宙の小さな惑星に生まれたただひとりの永遠の花
僕はだれが忘れても君を忘れないから
この涙はいずれ大きな笑顔になるんだ
だからさよなら 涙
明日までおやすみ
今日は今日で笑おう
自分の生まれた意味や理由など今はわからなくてもそのうち見つかるさ
君を見ててそう思った
明日は明日の風が吹くって気ままな旅人は雨降りの空を見ても笑っていた
だれもがそれをばかにしても君だけはちゃんと見ててくれた
ありがとう
アスファルトにふたつの影
その角を曲がればいつもの僕らのアパート
そこに幸せはある
幸せの咲くべき場所はそこだけ
涙は知らぬ間に乾くからそのあいだに眠るとしよう
涙が心の汚れを洗い流してくれる 顔にこびりついたつくり笑いも消してくれる
なぜ僕はここに生きてるんだろう なぜ泣いてまでも立ち上がるのかな
生まれさせられた理由もきかされたおぼえはないけどなんとなく明日も生きていたい
毎日間違い探しばかりだ
それでも自分は自分の 君は君のいいとこわかってる
なおかつふたりはお互いのいいとこわかってる
これ以上なにがある?
それだけでもう一生ぶんの幸せだよ
こたえはほら意外と近くに咲いてる
こうして目を閉じれば僕の些細な落ち込みようにも気づいて優しい言葉くれる人
思っていた以上に素晴らしい人
僕はなんて愚かなんだろう
君の手を握り本当の愛に触れた
生きていく意味はだれよりも僕のそばにあるんだね…。
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朝 起きると スズメの鳴き声が窓を通してチュンチュンときこえてくる
とてもほがらかなその声に耳をすます
そんな当たり前な出来事が僕を幸せにする
たとえばあなたがそこにいてしかも笑うみたいに
この幸せはワンセット 君が加わってツーセット
ダブルで幸せなのさ
いつまでも いつまでも いつまででも
電線にとまったスズメの夫婦 仲むつまじく寄り添う
結婚してるのかな
僕も早く決めたいな 君と
そんな思惑をよそに君はただいたずらに笑う 笑う 笑う
それもまたいいなと思ってはまた明日もスズメの鳴き声をききながら同じ事を思うのかな
なんて思った朝。
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恋に落ちるのはほんの一瞬
その一瞬で僕は君のこと好きになる
一瞬だけで恋に落ちる
はぐくむのは長い時間を費やすのに始まるのはたった一瞬
ふしぎな出来事
恋する出来事
僕はその一瞬に恋をして心奪われる
君はまるで手際がいい泥棒だね
まったくかなわないや
そしてまた僕の時間を華麗に盗んでゆく その代わりにかけがえのないときめきをくれる
すぐにメロメロになる 見上げれば満月の夜
-予告状-
「あなたのハートを今夜奪いにいくわ」
是非来てほしい
そしてキリもなく君は求める 僕のハートを盗みにくる
そんな夢の中で僕はとても幸せ
時間はやがてタイムアウトをむかえる
しかし僕らの物語はずっと死の向こう側でも続いてる
絶え間ない追いかけっこ
そんな気がするふたり
そこには決まりきったルールや辻褄あわせに焦ることもないとても自由な時間さ
だからときには傷つけあう 優しすぎて大事すぎて心がふるえるから
でもそれが恋人というものだと仲良くいるときはとキスをしまくる 裸で抱き合う
愚かな傷でさえその一瞬の笑顔や涙ですべて報われる
そんな瞬間に出逢える僕は幸せだ
君がただそこにいるだけで僕のつまらない日々はバラ色だよ
鮮やかに踏み出す道に明かりを落とす
些細な出来事でさえそこでは奇跡
言葉にならない思い
それでも愛はただひとつの呪文で悲しみさえ輝かせる魔法
恋泥棒 また僕のハート奪いに来てよ
窓から呼びに来てよ
にゃーお にゃーお
猫の鳴き真似なんかして僕をそのユーモアで抱きしめてよ
悲しいほどの人生だからその人生に最高の喜びを与えてよ
君という愛を 使命じゃなく義務でもなくただ愛したいからという曖昧かつ素晴らしい名目で僕を愛してよ
ずっと死ぬまで
この意識 闇に沈むまで
一緒にいてね 君よ
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愛用のこの枕
この枕には思い出がしみこんでいる
君との思い出が ただの枕じゃねえんだ
この枕は僕を深く安らかな眠りに誘う
おきにいりの枕
君と免許取れたてのときちょっと粋がって遠くのお店まで行って買った枕
やっとの思いで帰ってきた記憶だけが今も真新しくて笑える
あの日のあたふたした僕が記憶の壁を通し見える
喜びの笑顔も悲しみの涙も僕のこの枕はしっている
枕は君と半分ずつ分け合って寝た記憶も覚えている
でも昔と違うのはあの頃の匂いを含みすぎてるから僕は毎夜涙で枕をぬらすこと
だからおかしな事に枕カバーだけいつ取り替えてもいいように何枚も何枚もタンスにしまわれてる
ばかみたいに同じ色の
君が好きだった
なぜかすべてがまだ終わっていない物語のようだ
今もこの続きを信じてる
明日もこの続きを待っている
始まりなどもうしないのに しないのに…
ああ せつない 認めがたい比類なき決別
頭の中に君の顔が浮かぶ
あの日は数センチにも満たなかった距離が今では心の距離さえ何千光年にも離れた悲しみ
今 また 涙が枕をぬらす 僕の顔中から雨が降ったようなくらい枕はずぶ濡れ
タイタニック号が沈没した深さよりずっと深い深いところまで僕を犠牲に沈む
君は今 どこにいる?
枕は僕を睨む
詮索はなしにしよう
もう寝よう
ひとつしかないあの愛用の枕で
悲しいくらい愛しいあの枕に死ぬまでずっと命もすべてうずめよう
涙も笑顔もあずけて優しさを分けてもらおう
思い出は楽しいほうがいい
ふと思った夜
ふとよぎった事
今宵もまた枕はビショヌレ
そんな枕でも唯一僕に優しい枕
別れた君ごと
今でも
愛してる
忘れるにはまだ
深すぎた愛の時間
かき消すにはああ
深く刻みつけすぎた
君との思い出を。
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何百回だろうと何千回愛を僕が口にしようとたった一回でも気持ちは変わらない
だって だって だって
愛してる 愛してる
愛してものは愛してるから
説明のしようがないだけさ
君はそんなどうしようもできない気持ちを提示しろというのかい?
キスでもなく
抱擁でもなく
じゃあ君の為って名目で死んでやる!
そしたら君はそれはやめてって涙目でいう
もうなんなんだよ
難しいな 乙女心は。
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百の嘘をついたならそれの倍の千の真実で罪を挽回するのさ
きっと多くの真実がついてきた嘘をうまく隠してくれるんだ
そんな思惑さえこざかしい真似だなと思うもつい心がゆれる
甘い蜜を吸いに僕は蝶になる
こっちの水は甘いぞ
こっちの水は苦いぞ
選ぶなら言わずもがな甘い水
そんな言い訳ばかり繰り返すからすぐ僕は愛に愛想尽かされる
罪の重さの比ではない
嘘を塗り固めようとした罪も追加され僕は終身刑
君にまで嫌われ
僕は救いようのない
保釈の余地なし
本当 ばかな奴
自分でも思いすぎるほど思う
そんな夜は最も闇を深くする ロンドンの街より霧深い悲しみが僕の心に消化液を撒き散らす
心はもう真っ白
もうジ・エンドさ。
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花は種を宿しいつか花を咲かし萎れてく
最後の最後には
人間も同じだ 花と変わりないさ
種は子供で大人は花 そして萎れていくのは 死を意味する
そんな生き物の生き死にを尊ぶ心がなんだか削られてる気がする現代 殆どは生きながら死んだ目をした奴ばかりだ
見てればわかる
見てればわかる
そんな奴らの心に花を咲かせるならどんな花を咲かそうか
俺だって例外じゃない
俺の心にも花は咲いていないかも 花が必要なのかも
優しさや気遣いとかあたたかい感情とか最も当たり前で何よりなくちゃならないものが欠けた世界
見れば見るほど
目をそらしたい
悲しくなるなあ
地球は一輪の花
僕ら人間はみなその中に包まれた子供たち
女の人は雌しべ
大切な大切なお腹
命の入れ物
男の人は雄しべ
それを守る使命
産み終わっても
変わらない愛で
一生 守れ 守れ
自信と気持ちが
変わらないならずっと 愛せ愛せ
頭の中まで機械化されてるのかい?
ばか言うんじゃないよ
花よ 咲くのなら今だよ
花よ できたなら
もっと早くに咲くべきだったよ
おかげでこんなざっくばらんな世の中
人が人を平気な顔でいたぶるような醜態
地位や名誉なんかで本当は人の上になんか立てやしない 天の上や雲の上なんか立てない
わかってて従うのはそうしないと1日さえ生きれないから
だから 厭な世の中だってつい口を尖らせるんだ
だから ふざけた世の中だって口を曲げるのさ
自分に落ち度がないわけじゃない
でも でも でも… なんだ
花はどこに咲く?
汚れた空気の中
咲く場所さえ危ぶまれてる
優しい人はどこに居る?
おかしな街の中
ひとりさえいやしないんじゃないか
見渡すかぎりみんなもう狂ってる 猛毒の花
触れただけで溶けちまいそうだ!