詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
恋の窓から見えるキミを気づかれないようにのぞいていた
あまりにきれいでボクの美意識は変貌を遂げたくらいだよ
キミの長い髪
それを揺らす風
ちょっとした事からはじまる小さなケンカ
すれ違いも恋にゃ大切な扉
それもまた素晴らしい恋の通過点
何度もケンカして
何度もすれ違って
そのたびに何かを知ってボクら大きくなる
心は育ってく
うまく言えやしないけどとにもかくにも言いたいことはひとつ
それはそうさ
愛してる
それだけです
何気ないひだまりに見つけた小さな笑顔
その瞬間の積み重ねがやがてくる二人の終わりさえ感じさせないでいるんだね
笑おう 今を
楽しもう 今は
愛し合える今がいつか終わるなど感じなくていいから
ただ愛し合おうよ
でも何かが不安だろう
わかったような口振りで語るボクをつめたい目で見ないでね
桜も散りゆく季節
終わりへと流れる記憶
それでも二人は振り返りゃたった瞬間ほどの人生をお互いに渡しあい愛し合う事をえらんだ
その選択にまちがいはない
やがてわかると信じて今は愛を続ける
いつか光が見える
ボクはあきれるほどキミと願う
恋の窓から見えるキミを気づかれないようにのぞいていた
あまりにきれいでボクの美意識は変貌を遂げたくらいだよ…
あの日の気持忘れない
ずっと忘れないでいるよ
今も恋の窓 のぞいては笑いあうボクらがそこにいる
さあ 人生の日暮れに近づいてもなんて事なくボクらはボクらで手を取り合いボクらなりに愛し合っていよう
その日までどうか長らくおつきあいくださいませ
ボクがけっして
ボクがきっと
退屈させない
半分くらいは期待しててね
笑いの絶えない未来をあなたに約束しよう
ほら迷ったって悩んだってこたえはひとつ
ボクは君が好き
これっきゃ無いんだ。
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夜空に浮かぶ黄金色の満月が雲に隠れ三日月へと姿を変えても
変わらないやさしさでぼくらを照らすよ
ぼくらのさびしい帰り道にそっと光を落として見送ってくれるよ
とても素晴らしい
ありがとう
お月さま
ありがとう
今日の日のぼくよ
おつかれさま
今日もまっすぐ家に帰る
迷わず ためらわず帰る
お月さまが導いてくれるから大丈夫さ
ぼくの足元にはいつでもお月さまの光
守られてる 包まれてる やさしさの中ぼくは夢をみる。
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笑えと言われたけど笑えない現実さ
笑えない事ばかりさ
明日の不安が重すぎて目の前にある現実すら見れないでいる
この瞳に映るのは不安と悲しみだけさ
ゆるされている時間の中で限られた命をもつぼくらは何度も何度でも夢をみるだろう
そして目覚めてはいつもの生活を死ぬまで
明日もぼくらは繰り返す
なにがイヤでも
なにが苦しくても
生きるなら強いられる生活がぼくらを喜びにたどり着くまでぼくを苦しめる
笑えない理由などありすぎて言葉にしきれない
答はだから言わない
言ったところでわかりきってるから
言わない 言わないよ
ぼくは言わない
夜明けがもうすぐ街を明るくしたら心も照らし見えなかったものすべて見える
不安にしていた答も定まらない現実もきっと形を変えて予想とはだいぶまるくなってあらわれる
さあ だから 迷うのはちょっとだけにして
席に座ろう
あとは自由だ
あとは自由だ
好きなように生きてみようよ。
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遠くからは喜びに見えたのに
近づいてみれば確信できた
それは悲しみ
それは不安
ぼくは自惚れすぎていた
もう何度も見てるのに見破れぬ蜃気楼
手を伸ばし
つかもうとする
夢みてるように
ぼくは今日もだまされた
本物と違わぬ光
芸術的なフェイク
偽は偽 わかってる
青いオアシス
ヤシの木揺れる
その下に美女
そんな未来見てたぼくが悪かったんだ
当たり前だよね
妄想だよね
こんなになにもしない毎日なのにそんな未来手に入るわけないよね
コレまさしく蜃気楼
うまくだまされた
うまくだまされた
コレすなわち蜃気楼
うまくだまされた
うまくだまされた
アイタタタ…
よろけるしかないぼく
笑って見せるしかないぼく
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切ない胸の内を誰にも話せずたまりにたまっていくばかりの悲しみ
ずっと遠くで揺れているまだ見ない不安がファミリーのようにまとまってこっちをうつろな瞳で見てる
ぼくを見ている
それはそれは悲しい物語
それはそれは悲惨な毎日
時は刻まれていく
止まることもなく
願ったってムリだとわかってるから何ひとつムリなことは望みもしないまま
夢も未来も投げ捨てた
切ない風に流した涙を今さら取り返せはしないから
ぼくはつかの間の長いリアルに息を殺したたずむ
今は苦しくても
やがて願っても苦しくはなれぬ日々が来るからそう思えばちょっとは楽になれる
気持ちだけ楽になれる
昨夜も窓から見てた
まぶしい星空
今夜も窓から見える
暗闇と星の散らばる空
悲しみと喜びみたいだ
なんてなあ
笑うぼくは眠るだけに忙しい。
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私には足がないから明日には行けないわ…
心配ご無用
足がなくても明日にはかならず行けるさ
ぼくには才能がないから夢は叶わないよ
心配ご無用
夢がなくても生きるには支障はないさ
俺には決断力がないから前には進めない
心配ご無用
進めなくても時間は自動的に流れるから
そう ぼくらがなにもしなくてもなににおそれていようとまるで謀ったように時間はぼくらの前に静かに降り立つ
ひざまずいても土下座をしても関係ないね
明日は足がなくたってなにがなくてもやってくるからだれも逃げられない
追いかけなくても逃げ回っても気づけば明日は長い眠りのあとにあらわれる
ぼくらは常に明日の中にいるのにただそれに気づかず生きてるからわからないだけでぼくらは明日といういくつもの変わらないようで大違いな世界の中で一生を過ごす
言い訳などその中ではなんの役にも立たないゴミ同然です
それより大切なことは料理に味付けで塩コショウをまぶすように基本的かつかんたんなことを身につけておくことです
つまり言い訳なんかする前にダメもとで現実と正面からつっこんでみろってこと
どんなに巧妙な言い訳も爆笑もののジョークも結局は生きるという悲しみから一時的に逃れるつかの間のいやしでしかないからそれならダメもとで挑むことで自分の限界で行けるとこまで行く
足がなかろうが足が遅かろうが
明日に行けないなんて言い訳にはならないことくらい知ってても言ってしまう自分ややさしく通してしまう自分をたまにはきびしく断って現実に宣戦布告言い渡すのもいいじゃないか よかろうもん
ねぇ ぼくよ どうお思いでしょうか?
選ぶのはまた逃げの道ですか?
ぼくはただ問いただすだけ その選択になんの文句もつける気はない
ただ逃げ続ける自分がちょっとだけ悲しかった
でも同じだけ愛しかったんだ。
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のしのしのんびり歩く亀さんの生き方を見習うのさ
あんなふうにいつもゆっくり生きてる亀さんを見習うのさ
急いで生きてみたっていつかは終わる人生だしそのぶん理不尽背負って生きてるんだから
ゆっくり生きて窓からの景色を楽しむくらいゆるされてもいいはず
亀さんは甲良を背負う
ぼくらは甲良だけじゃなく責任とか理不尽とか法律とかいろんなもの背負う
でも亀も人間も共通するのは生きてるということ
だからぼくらはゆっくりのんびり生きる権利がある
毎日悲しいそのぶん笑う権利がある
亀さん 何も言わないけど大事なこと教えてもらったよ
その姿にありがとう
素晴らしい生き方だ
盗ませてね 亀さん
もしもし亀よ亀さんよ
眠そうなまぶたの亀さんよ
ミドリのからだいっぱいに悲しみつめてあなたは歩く
ぼくらのように
ぼくら以上に
亀さん 歩く
亀さん 歩く
だからぼくらも負けじと歩く
まるでレースだね
死ぬまで競争だ
負けないよ 亀さん
だからぼくはもっと笑う
昨日より今日
今日より明日とぼくらはそだつ。
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日々人はなにかと闘ってる
悲しみとか苦しみとかせつなさとか
それは決まった形をもたないけど
十分ぼくら人間を痛めつけるにはちょうどいい
理屈という正答な憎たらしい箱の中で膝を丸め縮こまってるぼくの目には悲しみばかりがひどくおそろしく見えてさ
そのくせ喜びだけは輝いて見えた
やっとひと仕事終えて家に帰ってつかの間の自由をゆるされてもなんのこともなく時間はすぐに消えてく
縛られている時間にすべて奪われてる
そんな気持ちを抱くから時おり浮かべる笑顔さえ嘘っぽいよ
本当は悲しいことにも笑えたらいいけれどぼくにはそんな強さなどなくて
ただ悲しみに素直に泣くことしかできないけど
そんな自分がどこか好きなんだ
夕暮れ黄昏 風が涙をさらう
目覚めればほらまたちゃっかり笑えてるぼくがいるじゃないか
だからそれほど大したことじゃないさ
わかってるけど
わかってるけど
やっぱりこわいんだ
電気消して 眠ってしまえば明日は来る 夜更かししても明日眠くなるだけだし
ろうそくを吹き消すように人生なんて終わってしまえばかんたんなもんだ
まるで夢をみていたみたいなんだ
どんなに苦しくても
苦しいのはそん時だけ
人生 終わりゃあとは静かな眠りが暗闇の向こうで待つだけ
永遠に覚めない夢が待つだけ
考えただけでもせつないけど今はまだ今はまだ悲しまなくていい
想像は単なる想像だと自分さとして今は前を向いて 上を向いて歩けと自分うながそう
ろうそくはまだ長いから
溶けてしまうまでめいっぱい笑おうじゃないか
たとえ何かが苦しくてもわずかでも笑える瞬間に立ち会える喜びをかみしめて
人と比べず 比べさせられず進めばいい
そんな具合に生きていけば素晴らしい
なにが足りなくともなにが悲しくとも
人生それだけじゃ無いはずだから
だろ?
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何度、何回言っても愛はけっして尽きないものだから
何度、何回言おうと愛したいという気持ちは心から消えない
願ったりかなったり
ぼくは君を愛してるから 愛してるから
このままで明日もまた
君を骨の髄まで愛したい
欲を言えば未来の舵を永遠にぼくにあずけて
いつまでもいつまでも君を愛すこと誓うから
ぼくは誓うまでもないよと皮肉を言うけどやっぱりごめんと謝るのがぼくらしい
笑ってしまうね
らぶそんぐ 届けたい
寒そうな心に
らぶそんぐ 歌いたい
凍えてる心に
ぼくはそうさ
決まってるだろ
君だけに捧げたい
でっかいリボンつけたりしてやすいけど一生懸命考えてつくった愛を君にもらってほしいんだよ
ただそれだけのためにぼくは休まず走る
君の笑顔想いながらついこぼれる笑み
この幸せ者が…
らぶそんぐ 届けたい
眠れそうもない夜に
らぶそんぐ 歌いたい
くじけそうな今に
世界という荒波に立ち向かうぼくらは今人生という航海の中 ふたりちょっとした恋人でちょっとやそっとじゃすまない愛の船乗り
舵を回せ
ゼンソクゼンシン
進め 進め
時には喧嘩もしちゃうけど気にせず仲を取り戻せ
ばかな人間だから昨日のあやまちを頭にたたき込んでも忘れちゃう
でもそれによってつくられたさびしさや傷跡は消えないからそれがありゃぼくは君を同じあやまちで傷つけることはない 傷つけることはない
君のこと 忘れてしまうことがないようにそれはぼくに痛みとともにおしえる
だから君を泣かせることはない 同じまちがいで
ふたりのあいだを取り持つようにきこえるワルツ
頭の中でいつもいつも大好きな君を描くときどうしても君の笑ってる顔が描けない
らぶそんぐ 涙の隣に笑顔
らぶそんぐ 悲しみの隣に喜び
死にたいなんて思う暇さえ与えてやらないから!
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静かなぼくの街の夜空に満月がぼんやり見える
あれはいつか流れていった遠い日の流れ星かな 想像は小さなおとぎ話を頭の中に広げる
素敵な素敵な日じゃなくてもあなたがそばにいてくれれば
悲しみなどどこかに吹き飛ぶよ 不思議に
この愛の気持ちをあらわしきるにはあまりに言葉じゃ伝えきれなくて
語りたいのは山々だけどなんだかそれじゃ気がすまず
ぼくの心がゆるさず
ポーンとまんまるい満月が窓辺にゆらゆら波打つ光を差したら涙を拭って笑おうか
切り分けたケーキが明日の喜びも透かすテーブルに並んだら紅茶を淹れていただこう 召し上がろう
素敵で素朴な此の夜に
素朴で素敵な此の夜に。