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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1014] 君のことは
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


大人になっていく坂道を僕らは上る
時間は進む
戻ることなく
前へと進む
悔やみを残した過去も
犯してきた罪も
全てを抱えながら
全てを償いながら
僕は進む
笑えない
笑えないよ 誰も
その人が積み上げた
幾つもの涙を知らないなら
幾つもの傷みを知らないなら
笑うなよ
笑うんじゃねぇ 僕よ

坂道はまだ続くから
陽はまた昇り
そして
陽は時間を経て沈む
僕がこの世界を去るその時も
君がこの世界を去ったあの時も
陽は当たり前に沈み
いつも通りに
世界は夜をつれて
やがて朝になる
だから
笑わない
笑わないよ 君よ
君が積み上げた
これまでの人生は
僕がずっと覚えてる
僕はずっと覚えてる
明日も明後日も
世界が終わるその時までも
永遠という時間の中で
君の存在を誰も笑うことはできない
君の存在は僕は忘れることはできない
ずっと
ずっと
いつまでも
僕は君以外を愛さない
ずっと
ずっと
いつまでも
僕は君だけを愛してるから。

2007/04/29 (Sun)

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