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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1088] 歩いて走って立ち止まって
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どんな時でも
何処にいようとも
僕は確かに此処にいる
そして気づいたら
いつも長い眠りから覚める
たとえばいつの日か
この世界から消えてしまっても
僕の存在は確かに残ってる
君が覚えていてくれる限り

いつだって
空を見ていた
雨が降る日は
傘を差して
少し不安な気持ちで
過ごして
いつも通りの時間がきたら
いつも通りに帰りの電車に乗りに駅へと向かう

上ったり下がったり
平らな道
でこぼこ砂利道
いろんな道を歩いて行く
明日も
そして
これからも
ずっと
ずっと
僕は繰り返す
日々を 生活を
僕は繰り返す

君の心の地面にほんの少し
足跡を残しながら
僕は
時々走ったり
息切れして
歩いたり
とばしてみたりしてみる
いつも
いつも
いつまでも
覚めることのない眠りにつくまでは
ずっと
ずっと
いつまでも
僕は歩き続ける
君と 共に
僕は歩き続ける
走って歩いて立ち止まって。

2007/05/09 (Wed)

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