始まりも終わりも銀世界の中でした キミは雪のように溶けて消えてった 何もかもが嘘みたいに終わっていく 冬が終わるのと同時に 僕のこの胸にある思いも消えるよ 抱きしめたその一瞬で キミは僕の腕からすり抜けるようにして空へ舞い上がる ただただ冷たい手の感触だけを残して 冬の寒空 漆黒の闇の中へ 聖なる光解き放ち 消えていく 始まりも終わりも銀世界の中でした 貴女と出逢えてよかった。
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