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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[109] 始まりも終わりも銀世界
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


始まりも終わりも銀世界の中でした
キミは雪のように溶けて消えてった
何もかもが嘘みたいに終わっていく
冬が終わるのと同時に
僕のこの胸にある思いも消えるよ

抱きしめたその一瞬で
キミは僕の腕からすり抜けるようにして空へ舞い上がる
ただただ冷たい手の感触だけを残して
冬の寒空
漆黒の闇の中へ
聖なる光解き放ち
消えていく
始まりも終わりも銀世界の中でした

貴女と出逢えてよかった。

2006/12/19 (Tue)

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