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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[110] 苺ジャム
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

キミは僕の苺ジャム

まるであかない瓶の蓋

キミの良さをだれもわかってない

でも僕はわかる
なんだかわかっちゃう

キミが我が儘とか
キミが気分屋だとか
そんなこと問題じゃない
大事なのはだれがキミを愛すか
これだけなんだよ

キミも僕も苺ジャム

甘過ぎって言われたって
いちゃつきすぎって後ろ指指されたってかまわない

キミの良さは
僕だけが知ってればいい
僕の秘密は
キミだけが知ってればいい
それだけで開かなかった蓋は容易に開く
少し厳しく叱って
黙っとけば
つけあがる
そんな風に育てられてても
僕はそんなことはしない
だって
そんなことしたら蓋はさび付いて永遠に開かなくなるからね。

2006/12/19 (Tue)

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