詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ほらまた動いたよ
この世界の向こう側で呼吸しながら
新しく
産まれてくる命が
ただ
静かに
待ってる
出番を
待ってる
タイミングを
見計らってる
今
か
今
か
と
指を
しゃぶりながら
へその緒
気にしながら
今
か
今
か
と
待ってる
母親のおなかの中の
羊水の中で
まだ見ない
世界を
見たがってる
縮こまりながら
今
か
今
か
と
赤ん坊は
音のない声で
し
き
り
に
動いてる
君
の
おなかの中で
ド
キ
ド
キ
しながら
待ってる
待ちきれなくて
しきりに動きながら
それでも
忍耐強く我慢して
待ってる。
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