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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1097] 君を想う
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


甘い目覚めに揺り起こされて
心地よく風が頬をなでる朝
心を空っぽにして
見上げた空
何処までも青く続いてる
不思議と不安は胸になかった
ほんの少しの悲しい想像で泣けてきたりする
あるはずもない空想で口だけの夢を語っていた
傷つかないように
傷つけないように
いつも無難で平坦な道ばかりを選んでいた
何処までも青く続く空のような
まだ幼い僕は
何かに不安がり
逃げることで何もかもが許されると想ってた
そのくせいつも
僕は温かさと優しさに頼ってばかりだった

僕が君を想う
君が僕を想う
そんな風にいつでも二人
心からつながっていられたら 幸せだよね
ケンカしたりして
心が離れてもすぐ仲直りできたら もっと幸せさ
だから僕は今すごく幸せさ
そう言ってても
何でだか涙がでるのはどうしてだろう
笑ってても
君に抱きしめられても
悲しいよ
僕は今本当に悲しいよ
すごくすごく悲しいよ
理由があるはずなのに思い出せない
今はもう何もかも真っ白で考えられない

たった一つの言葉が君の元に届いたら
飾らない言葉で
素直に伝えたい
悲しみに染まりきった今日も
喜びに溺れきってしまう明日も
僕はいつもいつでも
君に想われ
僕も想える
そんな風に乗り越えて行けたら
笑ってられる
いつまでも
幸せでいられる
そんな気がする
だから
僕は悲しくてもつらくても
泣き崩れる夜も
いつも側に君を感じて
いつも心に君を感じていたい
だから
僕は君を想う
だから
君も僕を想う
ずっと
ずっと
この先ずっと
二人は互いを想い続ける
ずっと
ずっと
二人は変わらず愛し続ける
想いを胸に抱きながら いつもいつでもいつまでも。

2007/05/11 (Fri)

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