詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕は糸でつながれた操り人形のように
誰かから与えられた仕事をこなしてそして金をもらう
そんなことを繰り返していく内に
あっという間を時は過ぎてお墓の中
かんたんに言えばとても短く終わるけれど
考えてみたら少しずつ悲しくなってくるだろう
どこまでも続く青い空の下を
陽気に鼻歌でもうたいながら
春めく町を眺め手を振り歩いて行くよ
すれ違う派手な服を着たピエロのおじさん
妙に礼儀正しい料亭の女将さん
いろんな人がこの町に住んで生きている
明日は今日より楽しい日になるかな
今日より明日はマシな日になるかな
雨が降る日も晴れの日だって
なにかを想いその日の色に染まって
悲しんだり喜んだり
いろんな表情で生きていくよ これからも
僕は生きていくよ
自由をうばう体の糸を断ち切って
自分らしく人間らしく生きていきたい
僕は僕なりに今を精いっぱい生きて生きてぬいて
いつの日か追いかけてる夢をつかむんだ
この手につかむんだ。
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