詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あの頃はそりゃもう毎日が日曜日のようで
朝から夜にかけてヘラヘラしていられた
あぁでも僕は今大人になっちまって忙しくしています
子供のころみたいに遊んでいられる時間もあまりなく
まるで仕事をするために生きてるみたいな
そんな悲しいような切ないような今を生きている
笑顔がこの頃なんだか
浮かないのはきっとそんなためだろう
遠くで揺れている灯りは
消えそうなくらいに点滅してて
案の定想ってたとおりに
一度光ったきりすぐに消えた
ねえ…?
昔の僕に声をかけてみる
返事はもちろんない
どうして
こんなに覚えなきゃならない?
どうして
こんなに悲しんでなきゃいけないのかな
取り込み忘れた洗濯物が
ベランダで夜風にあたり揺れてる
急いで取り込む真夜中の一時過ぎ
見上げた空に月がでていて
きれいだねってつぶやく声
ずっと忘れていた気持ち
これなんだね
何かを見てとりあえず感じたこと
言葉にならなくてもなんだかきれいだとかいいなぁって思える心
気づけました
こんな真夜中に感じられました。
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