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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1372] 誰の為に花は咲く
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


つまらなさそうにあくびをする
こんな日々がしばらく長く続いて
帰って寝るだけの1日が今日も何事もなく終わる
いったい幸せの形がどんな物なのか
それすらわからなくなってきた
きっとそうなったのは
夏の暑さのせいじゃない
せいじゃないんだ…

積み重なるのは不安とイライラばかり
神経逆立ててストレスだけが無意味に溜まる
話を合わせて笑ってみせただけの今日も終わってみれば名残惜しくて
非常に悲しくなってきました
いつの間にか大人になり
本気で笑うことさえなくなって
残っているのはあの日と変わらぬほろ苦い悲しみ

悲しくなったから
泣いたそれまで
嬉しかったから
笑ったそれだけ

誰の為に花は咲く?
何の為に花は散る?
僕の為に花は咲く?

今日という花が
散っていく瞬間に
明日という花が
すでに咲いている
気付けばその明日も
散りまた新しい明日の花が未来に続いて
咲いては散っていく
どんな想いを抱えて日付が変わる時
僕はどう見送るのだろうか
僕の意志など関係なく日付は明日になり
進むだけだけど
僕はなにもいえずに
なにもあえていわずにただ過ぎていく今日を
もう戻らない1日を
散っていく花をみていただけ
昨日と同じ未来(ゆめ)をみてるだけ
今日も
花が咲き散っていく中で。

2007/08/22 (Wed)

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